第4回旅行は、ラージャスターン州都のジャイプール
 今回は、バス旅行。
 当社ゴア事務所から長期出張でデリーに来ていたインド人スタッフと、2人でジャイプール(Jaipur)に行って来た。


ラージャスターン州の州都
 今回行ったジャイプールは、ラージャスターン(Rajasthan)州の州都。
 ラージャスタン州は、インド西部の州で、前回行ったグジャラート州の北にある。西端はパキスタンとの国境。戦闘民族ラージプートがいた場所で、非常に独立心の強い民族であるがゆえに、インドの中でも独自の歴史を歩んできている。非常に名誉を重んじている同民族は、戦争で降参することを拒み、集団自害することを良しとしていた・・・日本の室町時代・戦国時代の武士の感覚に似ているかも。
 現在の地名になったのは、1037年にマイドゥル・ラオという小国王がアンベール城を陥落させ、その周辺地域の統治下にしたとき。因みに、ジャイプールの意味は「勝利の都:ジャイ(=勝利)、プル(=都)」。

 ムガル帝国隆盛期、第3代皇帝アクバルの時期には、ジャイプール王はムガルと君臣関係を持った。ムガル帝国の重臣としてジャイプールの支配権を確保した上、婚姻関係を結んで、関係強化に努めた。因みに、第4代ムガル皇帝ジャハーン・ギルは、アクバルとときのジャイプール王女との子供だ。このあたりの小国の生存方法も、日本の戦国時代に酷似してるな。
 
 ムガル衰退後は各ラージプート小国は次々と独立した。英国がインドに入ってきたのちも、同盟条約を結んで、政治的・経済的に英国に従うかわりに、統治権を保持した。この統治者がマハーラージャ・・・そう、あの『踊るマハラジャ』のマハラジャ。
 マハーラージャが与えられた立場に溺れてフヌケ化し、贅沢三昧するうち、ラージャスターン州の文化・教育レベルはどんどん低下、インド内の文盲率が最も高い州になったんだと。ちなみに、その後改善されて、今の識字率は約70%前後らしい。

 ジャイプールは、そんな州の州都で、人口約250万人。
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 デリーからも約300kmと近く、旧市街地のピンクシティや昔のマハラジャの宮殿、昔の天文台など見所も多いので、観光も盛ん。
 また、ここは良質の絨毯を産することでも有名で、店のオッチャン曰く「衣類はカシミール、絨毯はラージャスターン」なんだと。
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 ただ、街の通りはだいだい狭くて、ゴチャゴチャしていて、汚い。中心部に向かう大通りは絶えず渋滞しているし、道路の舗装状況も御世辞にも良いとは言えない。
 人口の割りに、デリーと同じくらい物乞いの姿が目立ってたなぁ。
 まぁ、ある意味で、とてもインドっぽくて、僕はとても気に入ったんだけど。


安い! 長距離バス
 こちらは、とにかくバス・電車の値段が安い!
 インドは、飛行機国内線が高いので、余計にその価格差にインパクトが出てくるのだ。

 ラージャスターン州の出先事務所ビカネール・ハウス(Bikaner House)が、デリー市内のインド門近くにあり、そこから毎日州内主要都市に向けてバスが出ている。
 時間は、1時間~1時間半に1本のペースで、3本に1本くらいの割合でエアコン付。
 価格は、エアコン無しが250ルピー、エアコン付が375ルピー(だったと思う)。
 東京~名古屋くらいの距離を700円くらいで移動できるとは・・・うぅむ、なんと素晴らしい!

 出発当日、ゴア事務所の同僚と朝8:00にビカネール・ハウスで待ち合わせたんだけど、バスが8:00発で1本逃してしまった・・・で、仕方なく9:30のバスに乗った。しかも、運悪くエアコン無し。でも、当日はそんなに暑くなかったから、キツくなかった。

 国道を爆走すること約5時間余り、途中1回トイレ休憩を挟んでジャイプールに到着。

 到着したバス・ターミナル付近で、屋根に大量の客を載せたムチャクチャなバスと遭遇・・・・上の人たち、落っこちないのかしら。
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 バス・ターミナルで帰りの便のチケットを購入。
 帰りは、エアコン付がいいなと思い、19:00発のエアコン付Volvoバスにした。

 ターミナルから適当にブラついて、安宿を確保。
 RTDCツーリストホテル。
 RTDCは、Rajasthan Tourism Development Corporationの略、観光振興協会ってところかな?
 一泊一部屋400ルピー。 →1人200ルピー。
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 市内でラージャスターン料理屋へ。
 同州は一般的にベジタリアン料理がメインで、肉料理は出ない。
 ということで、ベジ・ターリー(野菜の大皿料理)を食べた。
 値段は、御代わり自由で60ルピー(≒150円)。
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  ・・・ホテル泊・・・


 前述のRTDC主催の1日観光ツアーに参加。
 英語のガイド説明付で、150ルピー(500円弱)、時間は9:00~18:00。

 早速申込みを済ませて、出発を待つが、バスが来ない・・・

 我々「ねぇ、バス来ないよ?」
 受付「あと2分で来るよ。」

 ・・・2分後・・・

 我々「ねぇ、バス来ないよ?」
 受付「あと2分で来るよ。」

 ・・・2分後・・・

 我々「ねぇ、バス来ないよ?」
 受付「あと2分で来るよ。」

 ・・・・30分後・・・・

 来た、モノ凄いボロいのが・・・・まぁ、安いし仕方が無いかな。

 9時40分頃、バスに乗込む。
 出発までに更にそこから10分くらいかかったが、コブラ使いを見て時間を潰した。
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 回った順番は忘れてしまったが、こんなところを見て回りました。


ラクシュミナラヤン寺院
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 という名前だったと思う。
 なにせ、「ガイドの英語説明」がとんでもないハッタリで、70過ぎくらいのおじいちゃんが英語だがヒンディーだが聞き取れないボリュームでモゴモゴ喋るだけで、何言ってるか全っ然分からなかった・・・150ルピーだし、仕方が無いか。

 ヒンドゥー教の神様の1人ラクシュミーを祀った寺院。
 一般参拝者に交じって、見学。
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風の宮殿(Hawa Mahal)

 壁をピンク色に塗った(ピンクというより薄いオレンジ色だったけど)、旧市街地に入って、大通りを進むと見えてくる。
 もともと、ラハラジャたちが道行く平民の生活を眺めるために作った建物で、だから道路に面する側にたくさん窓がある。
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天文台(Jantar Mantar)

 1728年、ときの王ジャイ・シンが立てた天文観測所。天文学に造詣が深く、学者を海外派遣して天文学を勉強させ、彼らにこの天文台を作らせた。
 僕は、あまり造詣が深くないので、写真も撮らず・・・。


シティパレス

 ピンクシティのちょうど中心に位置し、綺麗な外壁の内側には博物館やらギフトショップやらが入っている。
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アンベール城(Amber Fort)

 かつて今のジャイプール市街地に都が築かれるまで、小国の首都だった城。
 山城形式になっていて、高い城壁・分厚い門に守られている。
 中には、戦闘施設のほか、宮殿などもあって、外見とは打って変わって綺麗な印象だった。
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ジャイガール城(Jaigarh Fort)

 こちらも要塞。
 1726年にジャイ・シンが建てた要塞で、一度も戦火を浴びてないので、城壁などは崩れずに綺麗に残っている。
 世界最大のキャノン砲が自慢・・・どうやってここまで持ってきたんだろうか(ここで組み立てたのかな)。
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 砲台が展望台として開放されていて、とてもいい眺め。ジャイプール市街地の様子を一望出来る。
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 結局、出発時間の遅れが祟り、ツアーから帰ってきたのは、20:00前。
 我々のVolvoバスはとっくに出発してた。

 バスのチケットカウンターでひたすらゴネたら、20:30くらいの臨時便に2席ネジ込んでくれて、なんとか帰ることが出来た(エアコン無しだったけど)・・・やれやれ。
 


<後日談>
 ここジャイプールへは、その後再訪した。
 そのときの様子は、コチラ


オススメ度(100%個人主観)

 ★★★★☆
by bharat | 2005-08-16 15:22 | インドぶらり旅