第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー
第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14412528.jpg第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14472614.jpg アムリッツァル(Amritsar)で黄金寺院などを見た後、車で東進。

 100km余り走ると、パンジャーブ(Punjab)州北西の端にある、パターンコート(Pathankot)に到着。
 そこから、ヒマーチャル・プラデーシュ(Himachal Pradesh)州に入る。


チベット亡命政府の街 ダラムサラー(とマクロード・ガンジ)

 パターンコートから更に東90km、ダラムサラー(Dharamsala)、マクロード・ガンジ(McLeod Ganj)の街に入った。着いたのは、夜8時頃だったかな。

 チベット亡命政府のある場所として有名なダラムサラーだが、実際の拠点はここから数km離れたマクロード・ガンジという場所に集中している。
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 このマクロード・ガンジ、英国統治時代のパンジャーブ副総督マクロードと、市場という言葉ガンジを夫々とって名付けられた場所で、元々は英国軍の駐屯地として機能していた。
 しかし、御存知の方も多いと思うが、1960年にチベットのダライ・ラマ法王がここに亡命してきて以来、この街のイメージはチベット亡命政府一色である。

 
 街の構造は、高山地帯なので細い道が山にへばり付く様な格好になっていて、その細い道を挟むようにホテル、食堂、土産物屋が並んでいる。

 街の入口付近のホテル、Hotel India Houseに宿泊することに。
 オフ・シーズンだったので、費用は800ルピー(約2000円)。
 部屋も綺麗で、1階にはレストランも併設されている。
 スタッフの対応も親切で、流暢な英語を話す。
 良く見たら、旅行ガイドLonely Planetにも記載されている有名なホテルだった。

 荷物を部屋に置いて、早速1階のレストランで夕食を採ることに。
 楽しみにしていた、チベット・中国料理を食べた(どれも美味だった)。
 モモ(Momo:餃子みたいなチベット料理)に、トゥクパ(Thukupa:チベット料理、いわゆる汁ソバ)。第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_1441302.jpg第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14581131.jpg


 久々のマサラ抜きの夕食に満足して、就寝・・・・・・


街中はまるで日本の田舎町

第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14442527.jpg第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14444336.jpg 翌朝から、街を散策。
 街行く人の顔も日本人ぽいし、牛のウ○コは無いし、まるで日本の田舎に来たような感じを受ける。道端で、モモと汁ソバをほおばる。・・・その後、街の中心を成すツクラカン堂(Tsuglagkhang Complex)を目指して歩く。


仏教寺院群 ツクラカン堂

 エンジ色の袈裟をまとった僧が行き交う一際大きな寺院の集落。第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14452630.jpg
 この中には、ダライ・ラマの公邸、寺院、集会所などがあり、袈裟を売る店、土産物屋、本屋なども入っている。
 袈裟の販売店では、僕のヘスタイルを見て、「一着いかが?」と言わんばかりに微笑む。

 ツクラカン寺院に入ると、中央には大きな金色の釈迦像。
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 向かって左側(チベットの方角)には、観世音菩薩像。これはダライ・ラマ自身を神格化して表しているものなのだという。
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 本堂脇に小さなマニ車、また別の御堂でも大きなマニ車を発見。
第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_1501236.jpg第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_1503210.jpg マニ車とは、読書きが出来なくとも、経文を全て暗唱せずとも、神の慈悲を受ける事が出来る様作られたもので、チベット仏教の大きな特色でもある。
 クルクル回る筒の中にはマニ聖典(チベット仏教の経典)が書かれた紙が入っていて、この筒を自分の手で回せば、マニ聖典を唱えたことになると解釈される。

 因みに、このマニ車、日本の寺院でも見かけることがある。
 僕は関西にいた頃、四国八十八箇所を巡礼したことがあるんだが(時間が無かったので車で回った)、そのいくつかの寺院で、やはりこのマニ車を見かけた。

 帰り際、このマニ車のハンディ版を200ルピー(約500円)で購入。第10回旅行は、チベット亡命政府ダラムサラー_e0074199_14515330.jpg







 ダラムサラー・・・見るべきところが山ほどある訳ではないが、街の風景・食べ物・人々などがインドというより日本に近い印象を受け、とても懐かしい気分にさせてくれた。
 今度は、ダライ・ラマがいる時期に来て、是非会ってみたいな。
 ※今回行った時期は、欧州を歴訪していたみたい。


オススメ度(100%個人主観)

   ★★★★☆
by bharat | 2005-09-23 21:01 | インドぶらり旅