第4回旅行② ジャイプールふたたび
 ここからしばらくは、宮殿列車の旅で周遊した場所を日程順に書いていくことにする。

デリー・カントンメント

 出発駅は、デリー・カントンメント駅。
 通常の特急列車が出入りするニューデリー駅ではない。

 この「カントンメント(Cantonment)」という言葉、僕にはあまり馴染みの無い言葉だったのだが、駐屯基地という意味らしい。
 英国軍がインドを直轄下に置いた際、大都市に駐屯軍を常駐させ、そこをカントンメントとした。それが今でも地名として残っており、デリー・カントンメントは勿論、ヴァラナシ・カントンメントやアグラ・カントンメントなどもある。

 デリーは、1911年にコルカタから遷都された際、大きく3つの区画に分けられた。
 1つはニューデリー地区。現在のデリーの中央に位置し、20世紀以降のイギリス主体による都市計画のもと整備された場所だ。官公庁街・大使館街・オフィス街・高級住宅街などを複数車線の道路が結び、街路樹が植えられている。ロータリーがブロックごとにあり、ヨーロッパの道路をイメージさせる。
 2つ目は、デリー地区。通称オールドデリーと呼ばれる。ムガル帝国期に築かれた街並みを引継ぎながら今に至るこの地域は、デリーの北部~北東部に位置している。街路は往々にして幅が狭く、立並ぶ家々も古いものが多い。低所得層の居住地も多く、一部では夜間の治安が不安視されるような場所(売春宿街)もある。しかし、軽工業の流通問屋街などがひしめき合う一角も存在し、まさに「ゴッタ煮」の様相を呈している。
 最後に、カントンメント地区。元来、イギリスの兵営地区だった場所。デリーの南西に位置する。ハッキリ言ってあまり行ったことが無く、正直言うと今回の旅行で初めてデリー・カントンメント駅の存在を知ったくらい。

最初の目的地は、ジャイプール

e0074199_1521322.jpg 旅行初日、デリー・カントンメント駅を夜に出発。翌朝目が覚めると、列車はすでにジャイプールに到着していた。列車内で朝食を済ませ、外へ。駅改札で、象が御出迎え。

 ジャイプールへは8月にも行ったことがあり、そのときの様子はコチラを見て欲しい。
 今回行ったのは、風の宮殿(Hawa Mahal)、天文台(Jantar Mantal)、シティパレス(City Palace)、アンベール城(Amber Fort)。

 ほんの数ヶ月で様子が変わる筈も無く、8月に観た内容と相違無かったのだが、唯一状況が変わっていたのは、アンベール城(Amber Fort)。
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 元々、この城へのアクセスはジープか象であり、前回旅行時はジープで城塞入口まで行った。今回の旅行では、象で行く予定だったのだが、旅行当日の10日前に象が調教師を蹴り殺すという事件があり、象での移動は一時的に禁止されていた。で、今回もジープで移動。
 因みに、写真は、アンベール城周辺で休業中の象を撮ったもの。たくさんの象がヒマそうに水浴びなどしていた。
by bharat | 2005-11-12 23:35 | インドぶらり旅