第18回旅行は、紺碧の街ジョードプル
 今回は、宮殿列車の旅3番目の目的地であるジョードプル。

ジョードプルの興りについて
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 ジョードプルは、ラージプート藩王ラーオ・ジョーダによって、1549年に建てられた都市で、他のラージャスターン州の都市同様、城塞都市の形態を成している。現在は城壁の外側にも街並みが続くが、当時はこの全長10数kmの壁の内側に全ての市街機能を収納し、発展した。中でも、アヘン、ビャクダン、ナツメヤシ、銅などの東西交易ルートの要衝として栄えた。
 また、旧市街の壁は青色に塗られており、通称「Blue City」と呼ばれている(居住するバラモン・カースト者が階級色である青を壁に塗ったのが事の発端だが、その後青色塗料が虫除けに効くとされ、町全体が青色に塗られるようになったという)。

 余談だが、ラージャスターンには、街並みの壁が統一色になっている都市が多い。
 壁の塗装については、都市が住民に義務付けているところとそうでないところがある。例えばジャイプールなどは旧市街の壁をピンクに塗装することが義務付けられているが、このジョードプルは特に青色に塗装することが義務付けられている訳ではない。


ヒン・ムス・エイ折衷

e0074199_1621312.jpg 城壁内の北端の小高い丘に建つ、一際目立つ真っ白い廟が、ジャスワント・ターダだ。
 これは、19世紀末、マハラジャ ジャスワント・シン2世によって建設された。時代を反映するかの様に、中央の角ばった塔や屋根はヒンドゥー建築様式あるいはムスリム(イスラム)建築様式で、左右対称に作られた小さな出窓のようなスペースは、英国建築様式に則ってデザインされている点が特徴的である。
e0074199_16212451.jpg 3形態折衷の見事な建築・・・インドの宗教建築物で、よくこの手の複数建築様式で出来たものを観るが、どれも実に見事に調和したデザインで、とても美術センスを感じる。 
 廟周囲には人造湖があり、当時のマハラジャたちが、同地域で貴重なる水を大量に使って権力誇示したことが分かる。


現役のマハラジャ宮殿

e0074199_16215221.jpg 外部の城壁に囲まれた地域の丁度中央くらいに、更に城壁に囲まれた「本丸」のような場所がある。
 これが、メヘランガル城。ラーオ・ジョーダ藩王が1459年に築き始めた城塞で、大きな大地の上に高さ20~30mの城壁を張り巡らせた戦闘色の強い建築物である。城塞中心部に行くまでに、7つの門をくぐる必要があり、その門のいくつかには、砲弾の痕が残存している。
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 城塞中心部は、大小の宮殿が庭園で繋がれており、宮殿内の各部屋は貴金属・宝石等で装飾されている。
 尚、同Fortは、ジャイプールと同様、現在もマハラジャの私有物であり、運営等はこのマハラジャが行っている。


e0074199_16245915.jpge0074199_16244321.jpg 敷地内の至るところで、色んな人が、当時の生活の再現などの見世物を行っていた・・・9mもあるターバンの巻き方講座から、水タバコのたしなみ方まで。



オススメ度(100%個人主観)

   ★★★☆☆
by bharat | 2005-11-14 16:18 | インドぶらり旅