第33回旅行は、中世の宮殿都市オルチャ
グワリオールを車で南下すること約3時間。
忽然と川に挟まれた綺麗な城壁が見えてくる・・・オルチャだ。 人口1万人に満たないらしいが、数々の宮殿・寺院は実に見事だった。 ラージプートの王都 今は、こじんまりとした町が残るだけだが、元々ここはラージプートの王国の都が置かれていたところで、ムガル帝国の第4代皇帝ジャハーンギールの治世期(17世紀前半)には、多いに栄えた。 このときのオルチャの王ビール・シン・デオととの関係は非常に良好で、ビール・シン・デオは、ジャハーンギールをもてなす為の専用の宮殿を造った。 ジャハーンギール・パレス 上述の通り、オルチャ王ビール・シン・デオがムガル皇帝ジャハーンギールをもてなす為に建てたもの。 因みに、オルチャがムガル帝国と上手く付き合っていたのは、このジャハーンギールの治世期数十年間だけで、その前のアクバルの治世時に一度滅亡寸前まで攻め立てられた。 第5代シャージャハーン帝に変わると、またオルチャは侵略対象に逆戻りし、結局第6代アウグランゼーブ帝によって攻略されてしまった。 ラージャ・パレス 時の王ラドラ・プラタプが1531年に建築開始し、16世紀後半にマドルカール・シャー王が完成させた宮殿。 5階建部分と4階建部分が混合した巨大な建物で、1階部分の集会所らしき部屋の天井には、今も鮮やかな絵画が残っている。絵のモチーフは、おおむねヴィシュヌ神、ラーマ神、クリシュナ神。 ラーム・ラージャ寺院 村の中心の交差点を、パレスと逆方向に進んだ突き当りにある大きな寺院。 寺院の前には、露店もたくさん出ていて、活況を呈していた。 記念碑群 パレスの東側の一角に、16~18世紀の王の記念碑(といっても立派な建物だが)がニョキニョキ建っている。 新しい建物だけあって、壊れずに残っているものが多い。 オススメ度(100%個人主観) ★★★★★ ・・・ 実に雰囲気良し 所要観光時間 4時間
by bharat
| 2006-01-31 10:30
| インドぶらり旅
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2年間のインド生活で、どこまでインド人に近づけるか!?
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