第55回旅行は、州内第3の大都市マドゥライ
e0074199_1132625.jpg コモリン岬(カニヤクマリ)ラーメシュワラムへのアクセス拠点として機能しているのが、ここマドゥライ。
 移動拠点のみならず、人口100万人強のこの都市には紀元前からの歴史もあり、見所も多い。


タミルの都
 マドゥライは、タミル語圏の文化発信地であり、商業の中心地だ。
 タミル語の文献により、この場所は紀元前4世紀頃から都市機能を持っていたことが確認されている。
 また、紀元後8世紀頃からは、南インドの大半を支配したチョーラ王朝の支配下となった。
 次いでナーヤカ王朝に支配され、更には英国東インド会社の支配下となったが、歴史的建築物は破壊されることなく、増改築あるいは修繕されて、そのうちのいくつかは見事な色彩感を保っている。

ティルマライ・ナーヤカ宮殿(Tirumalai Nayak Palace)
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 1636年、その名の通りティルマライ・ナーヤカによって建立された。
 当時の面影を残す2つの建物が残っている。
 天井の蓮の花や、ヤーリ(ヒンドゥー神話の動物で獅子と象が合体した姿をしている)などヒンドゥー建築の要素を色濃く持ちながら、柱のつくりや艶やかな色彩など欧州系建築様式の要素も見受けられる。

シュリ・ミナクシ(Sri Minakshi)寺院
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e0074199_1503218.jpg 17世紀に建てられたこの寺院は、ミナクシ女神の名を祀っている。
 ミナクシ女神は、元々タミル地域に土着の女神だったが、ヒンドゥー教が全インドに広がる過程でヒンドゥー教の中に組込まれた。
 彼女(ミナクシ)は、ヒンドゥー教のシヴァ派からもヴィシュヌ派からも熱烈なラブコールを受け、今はシヴァ神の奥さんであり、ヴィシュヌ神の妹ということになっている。
e0074199_1543616.jpg ゴープラム(塔門)は、南のものが一番高く50m弱あるという。
 彫刻も細かく、色も鮮やか。
 ゴープラムをくぐって内部に入り、高いところから見ると、ゴープラムと内部の各寺院がニョキニョキそびえているのを確認できる。
e0074199_21504652.jpg 敷地内には、シヴァ系の寺院であることをアピールするように、ナンディ(牛)像が。
e0074199_22121460.jpg 周囲の回廊の彫刻は、色彩感に溢れかなり精巧な造作。
 丸みを帯びた優しいタッチの彫刻が特徴的。
e0074199_22175733.jpge0074199_2218663.jpg 本堂は、一転して厳かな雰囲気。
 派手な色使いは無いが、白色の彫刻が綺麗に残っている。
e0074199_22183461.jpge0074199_22184272.jpg 中央には、金で出来た柱。
 よくヴィシュヌ派の寺院で見られるタイプだ。
e0074199_2225569.jpg 敷地内の象は、祭事・儀式用のもの。


寺院周辺
 シュリ・ミナクシ寺院の周辺は開けており、一大繁華街を形成している。

トイレ・・・だよね?
e0074199_2232868.jpg タミル語圏外の人も多く来訪するということなのか、公衆便所の看板もちゃんと英語表記・・・なのだが・・・
 「バス」ルームではなく、「ボス」ルームになってる・・・。

何と間違えてるの?
e0074199_22463241.jpg また、寺院の向かい側の建屋は、丸ごと洋服の仕立て屋になっている。
 店舗がところ狭しと並び、生地がブッ積んであったり、ミシンがうなりをあげている。
 ・・・とここまでは、大して特徴も無いのだが・・・

 ここで働くすべてのスタッフが日本人を見るなり、「どんぐりコロコロ!!」と声を掛けてくるのである。
 おそらく、以前来た日本人観光客が冗談で「こんにちは=どんぐりコロコロ」と教えただろうが、これが実によく浸透しているのだ。



オススメ度(100%個人主観)

    ★★★☆☆ ・・・ ミナクシ寺院と「どんぐりコロコロ」はハズせない

所要観光時間

    2~3時間
by bharat | 2006-03-20 10:30 | インドぶらり旅