第61回旅行は、インド東南最大の都市チェンナイ
 コモリン岬(カニヤクマリ)から続いたタミルナドゥ州の旅も、ここチェンナイがいよいよ最後。

南インド随一の文化圏
e0074199_313477.jpg 海岸線沿いに広がるこの都市は、人口650万人。
 インド第5の規模の都市だ。

 元々東南アジアとの貿易に適していたこの一帯は、その歴史を1世紀にまで遡る事が出来る。

 しかし、現在の街並みは、16世紀以降、欧州列強の植民地時代からのもの。
 ポルトガルがまず1522年にこの地に要塞を建築(サン・トメ要塞)。
 チェンナイの旧名マドラスは、このとき付けられたものだ。

 その後、オランダが入ってきて東インド会社の商館を構えた(1612年)。

 次いで、英国東インド会社も土地を取得し、1640年にセント・ジョージ要塞を建てた。
 英国はこの要塞に軍事力を集中し、ポルトガル・オランダ・フランスの勢力を牽制しつつ、インド南部の勢力圏を確固たるものにした。

 尚、チェンナイの地名は1996年マドラスから変更(正確には旧名に戻された)されたものだ。


欧州列強の遺物
 チェンナイの市内には、今でも欧州列強が建てた建築物が残っている。

e0074199_22274380.jpg これは、セント・メアリー教会。
 1680年に建てられたもので、チェンナイ東部のセント・ジョージ要塞にある。
 イギリスがインドで建立した教会の中で最古のものと言われている。

e0074199_230080.jpg このセント・ジョージ要塞の敷地内には、博物館もある。
 展示物のテーマは滅茶苦茶なのだが、興味深いものが多い。
e0074199_23102627.jpg 館外のこの大砲は、1799年、スリランガパトナム第4次マイソール戦争で使用されたもの。
 砲口部分にワニのデザインが施されている。
e0074199_23235311.jpg これは、英国東インド会社期のチェンナイ地区の地図。
e0074199_2329789.jpg 欧州絵画の展示コーナーもある。




オススメ度(100%個人主観)

   ★★☆☆☆ ・・・ 観光場所は意外に少ない

所要観光時間

   2時間
by bharat | 2006-03-26 10:30 | インドぶらり旅