インド周辺 第2回旅行は、スリランカ最古の都アヌラーダプラ
e0074199_15411868.jpg コロンボからセイロン島を北東に200km余り(車で4時間余り)行ったところに、スリランカ最古の都アヌラーダプラがある。



仏教の聖地

 ここアヌラーダプラは、少なくとも2500年前には、都として栄えていた。
 紀元前3世紀に、アショーカ王の弟(あるいは王子とも)マヒンダがこのあたり一帯を治めていた王デーヴァーナンピティッサのもとを訪れ、アヌラーダプラに程近いミヒンタレーで、仏教への改宗をさせた。ここに、スリランカの仏教の歴史がスタートするのだが、このとき王がマヒンダ一行をもてなしたのが、アヌラーダプラだと言われている。

 このように、アヌラーダプラは永くスリランカの都・仏教の本拠地として栄えたが、スリランカの歴史でも書いたが、1017年に南インドから侵攻してきたチョーラ朝によって、スリランカ王ミヒンドゥ5世が捕えられ、王都としての歴史を終えることとなる(ポロンナルワに遷都された)。


仏教史跡がたくさん

 このような歴史的背景から、アヌラーダプラには多くの仏教関連史跡がある。

ルワンウェリ・サーヤ大塔(Ruwanweli Seya Dagoba)
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 一際目立つこの建物は、後述する黄銅の宮殿やスリー・マハー菩提樹に続く歩道の一番手前にある。
 スリランカでは、仏塔(舎利塔)のことを、ダーガバ(Dagoba)という。因みに、インドではストゥーパ。このダーガバには、仏陀や彼の弟子の遺骨が収められていると考えられており、昔から教徒たちの信仰の拠り所になっている。
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 建物の周囲には、ズラッと象の彫刻が並んでいる。仏教では、象は聖なる動物とされていて、上座部仏教(小乗仏教)では、仏陀の代わりに崇拝対象にもなっている。が、こんなに並ぶとちょっと異様だ・・・。

e0074199_610267.jpg 寺院敷地内には別棟があり、ここに、仏陀の涅槃像がある。これは大乗仏教期に造られたと思われる。


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スリー・マハー菩提樹

e0074199_22104514.jpg ルワンウェリ・サーヤ大塔から更に歩道を置くに進んだ先に、スリー・マハー菩提樹がある。
 これは、スリランカに仏教が広まり始めた紀元前3世紀頃、インドのブッダガヤー(ボードガヤー)にあった大菩提樹の分け木が持ち込まれて、大きくなったものだ。
 
 この菩提樹の近くに、仏教僧が修行をする僧院が建てられた。今はくすんだ色の柱が立つその空間は、黄銅の宮殿と呼ばれ、1,000もの小部屋を持ち、屋根は銅で黄金色に光っていたという。



ジェータワナ・ラーマヤ(Jatavana Ramaya)
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e0074199_238181.jpg アヌラーダプラの遺跡群のちょうど中央に位置するこのダーガバは、高さ約70m。赤レンガ剥き出しで、円塔の形状も若干いびつだが、とても迫力がある。建設された3世紀当初は、高さ122m、その上部に30mの水晶柱が乗っかっていた。



サマーディ仏像(Samadhi Buddha Statue)
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e0074199_2393525.jpg ジェータワナ・ラーマヤから程近く、小さな庭園の中に佇んでいるのが、この仏像だ。
 4世紀頃に造られたというが、1,500年経っているとは思えない状態の良さだ。
 因みに、像を保護する屋根は、後年据えられたとのこと。



クッタム・ポクナ(Kuttam Pokuna)
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e0074199_2462897.jpg 仏像から車で数分、道の脇に溜池らしきものが見えてくる。正式名称は、クッタム・ポクナというらしいが、ツインポンドの名で通っているらしい。
 かつての僧の沐浴場で、形状は西インドのアーメダバードにある階段井戸に似ている・・・建築技術的に影響を受けているのだろうか・・・!?
 近くに公衆便所があり、用を足そうとしたら、入口には鍵が・・・何の為の便所なのか。



オススメ度(100%個人主観)

   ★★★★☆ ・・・インドの仏塔とはまた違った雰囲気の仏塔を見られる
by bharat | 2006-04-16 10:30 | インド周辺国ぶらり旅