第65回旅行は、マイソールと英国の激戦地スリランガパトナム
e0074199_5271394.jpg マイソールから北に15km、マイソール王国と英国が激戦を交えたスリランガパトナムがある。

巨大な城塞都市
 スリランガパトナムは、カウヴェリー(Cauvery)川の本流と支流に挟まれた中州に位置しており、天然の要害の様相を呈している。
 この城塞都市は、マイソール王国(詳細こちら参照)のハイダル・アリー、ティプー・スルタンが造った活動拠点で、城壁に囲まれた内部には、王宮や寺院等の施設が配された。

ダリヤ・ダウラト・バーグ(Dariya Daulat Bagh)
e0074199_3575852.jpg 「海の恵み」を意味するこの建造物は、ティプー・スルタンが1784年に建てたもので、夏季限定の王宮として使用された。

e0074199_4363845.jpg 建物の造りは、
バンガロールのティプー・スルタン宮殿に似ており、風通しの良い構造。
e0074199_4371020.jpg 内部は通常カメラ撮影禁止なのだが、特別に許可を得て撮影。
 内壁は、当時の王族の生活を鮮やかに描いており、塗料の色はそんなに色褪せていない。
 中の小部屋には、当時の王族の衣類や持ち物などが陳列されている。


グンバズ(Gumbaz)
e0074199_5314534.jpg ダリヤ・ダウラト・バーグから東に2km、たくさんの墓石に囲まれたイスラム建築物が現れる。

 グンバズと呼ばれるこの丸いドーム屋根の建物は、ハイダル・アリーが1784年に没した後に、その子ティプー・スルタンが父の死を偲んで建てたものだ。
e0074199_5362698.jpg その後、ハイダル・アリーの妻ファクル・ウン・ニサとティプー・スルタン本人もここに埋葬され、本堂中央に安置されている。

ジャミ・マスジッド(Jami Masjid)
e0074199_543531.jpg これも、城壁内に建てられた施設で、ティプー・スルタンが1787年に建立したものと言われている。


ティプー・スルタン戦没碑
e0074199_545399.jpg ティプー・スルタンが1799年の第4次マイソール戦争で戦死した場所・・・らしい。


英国捕虜の牢(Colonel bailey's dungeon)
e0074199_60522.jpg これは、マイソール王国軍が、捕らえた英国兵たちを監禁した牢獄。

e0074199_682985.jpg 牢獄内部は間仕切りが無く、内壁には多くの突起が。
 これは、捕虜の腕を固定するためのもの。
 その場にいたガイドらしき人が実演してくれた。


ランガナータ・スワーミー寺院(Ranganatha Swamy Temple)
e0074199_6222167.jpg この巨大寺院は、894年に建てられて以降、ホイサラ王朝やマイソール王国によって拡張され、現在の規模になった。
e0074199_6543252.jpg 南インド特有の建築形式であるゴープラム(塔門)をくぐると、ホイサラ様式(こちら参照)の建物が出てくる。
e0074199_745334.jpg 本堂に至る通路の途中には、総金箔貼りのガルーダ(背中に翼を持った神)像と
e0074199_743419.jpgナーガ(蛇)像がどど~んと鎮座する。
e0074199_754314.jpg 本堂の最奥には、蛇の上に横たわるヴィシュヌ神の像が安置されている。
 写真のものは、寺院入口にある小さなレプリカ。
 これは、ここを治めていた名君ティプー・スルタンのために作られたもの。
 彼は、イスラム教徒であったが、宗教に対しては非常に寛容で理解力があり、ヒンドゥー寺院への参拝も希望した。民衆も彼を非常に尊敬していたので、この寺院を参拝したくても出来ない(当時はヒンドゥー教徒以外は入れなかった)君主に対してこのレプリカを入口に置いて、拝んでもらったのだという。
e0074199_7105942.jpg 寺院の外には、木製の山車が置いてあった。
e0074199_7104793.jpg なかなか見事な彫刻が施されたこの物体は、年に1回開催される祭りの際、周囲をゴロゴロ走るのだという。


地元民憩いの大庭園 ヴリンダーバン
e0074199_521652.jpg ヴリンダーバン・ガーデンは、ピクニックを楽しむ地元民で大盛況だった。
e0074199_524733.jpg ダムの堤防沿いに配されたこの公園は、デリーで年に1回だけ公開されるムガル・ガーデンに似た造り。イギリス様式の芝生と噴水を組み合わせた、綺麗なデザインだ。
e0074199_543852.jpg 敷地内にあるホテル・マユーラカヴェリは真っ白で清潔感のある建物。


オススメ度(100%個人主観)

   ★★★☆☆ ・・・ マイソールからの日帰り旅行先にはもってこい

アクセス

   タクシーでマイソールから約30分


by bharat | 2006-06-08 10:30 | インドぶらり旅