第67回旅行② 世界遺産の古都ハンピ
e0074199_4574217.jpge0074199_4575818.jpg 広範囲にわたり、ヴィジャヤナガル王国の遺跡が残っている古都ハンピ。
 観光も長期戦覚悟で。
 ここから後半戦。
 前半の様子はこちら


王宮地区
 遺跡群の中央に位置し、保存状態の良い建物が並ぶ。

プラサンナ・ヴィルパークシャ(Prasanna Virupaksha)寺院
e0074199_4473346.jpg 別名、地下シヴァ(Underground Shiva)寺院。
 文字通り、地表を10mくらい掘り下げた底部に寺院が配されている。
e0074199_4505021.jpg 14世紀頃に建立されたもので、本堂は未完の状態。
e0074199_4521891.jpg その証拠に、壁や柱の殆どは、彫刻が施されていない。
 何故、完成を見ずに終わったのか・・・。
e0074199_4541049.jpg 本堂脇には、丁寧な彫刻の入った小さな建物がある。
 これは、本堂の数世紀前に建てられ、礼拝あるいは婚礼に使用されていたとされている。
 建物内部の中央奥部には、高砂席のような台がある。


ロータス・マハル(Lotus Mahal)
e0074199_5375771.jpg 城壁に囲まれたゼナーナ区画(Zenana Enclosure)の中に位置する。
 この中に入るには、別の入場券が必要。
 蓮の宮殿と呼ばれるこの建物は16世紀建立。
 多少の手直しをしたのだろうが、保存状態は良い。
 土台部分はヒンドゥー建築、建屋はイスラム建築になっており、屋根の形状や天井のデザインから「蓮」の名が付いたと思われる。


象舎(Elephant's Stable)
e0074199_6122924.jpg 15世紀建立。
 当時の貴重視されていた象を管理していた建物は、内部こそ装飾が無いものの、屋根は立派なイスラム建築。

e0074199_6315143.jpg 象舎の脇には恐らく後付けと思われる建物があり、中にはガネーシャ像が。



ハジャラ・ラーマ(Hajara Rama)寺院
e0074199_3334963.jpg ラーマチャンドラ(Ramachandra)寺院とも呼ばれる。
 王宮地区の中央に位置する、巨大な寺院。
 1513年、クリシュナデーヴァラーヤ王が建てたとされ、礼拝堂として使われた。
e0074199_3541114.jpg 本堂内部の彫刻が細かく綺麗なのは勿論なのだが、彫り方が少し変わっている。
 対象物の周囲を彫り下げることによって、対象が浮き上がって見える。
e0074199_4222753.jpg 外壁の彫刻も同様の手法。ヒンドゥー神の彫刻が並ぶ。
e0074199_4275495.jpg 彫刻の中には、ヒンドゥー神ヴィシュヌの第9化身としてちゃっかりブッダも。
e0074199_4413357.jpg こちらは、ゾウ・馬に加え、音楽隊が段々に彫られていて、楽しげな雰囲気。
e0074199_4515822.jpg 尚、この日、たまたま映画の撮影をしていた。
 バックダンサーたちが撮影の合間に休んでいた。

マハナヴァミ・ディッバ(Mahanavami Dibba)とその周辺施設
e0074199_526133.jpg 王宮地区の北東に位置する。
 高さ約8m、高砂の面積は35㎡。
 王が、格闘技や舞踏を観覧するのに使用されたと言われる。
 16世紀に建てられた。
e0074199_5283335.jpg なるほど、ここからならあたりを一望出来る。
e0074199_532792.jpg 保存状態があまり良くない周辺の地べたには、こんなものも。
 ターリー(インド大皿料理)を振舞ったのだとか。

プシュカラニ(Pushkarani)
e0074199_5351658.jpg 上の写真奥に見える水路を伝って、最後はこの溜池に。
 しっかりした水道設備があったわけだ。
 この階段井戸と呼ばれる独特の形状は、インド中で散見され、なかでもアーメダバード(Ahmedabad)にあるものが秀逸だ。
e0074199_538117.jpge0074199_5383357.jpg これらの遺跡の脇に、こんなものが。
 観音開きの巨大な石製扉だ。
 良く出来ている。

女王のフロ(Queen's Bath)
e0074199_5413741.jpg 文字通り、時の女王が使用していたフロ。
 フロと言っても、プールのようになっており、プールの周囲には回廊があり、プールにせり出した小部屋には、女王を退屈させない様に、召使いが唄や音楽を流し続けたという。
 水源は、上に記した水路からひいてきた水。



ヴィッタラ(Vittala)寺院
 ハンピの北端に位置するトゥンガバドラー(Thungabadra)川の近くに、地域最大のハイライトが存在する。

e0074199_5533090.jpg クリシュナデーヴァラーヤ王が1513年に建てた。
 未完だったいうが、その丁寧・精緻な彫刻は見応えがある。
e0074199_5592334.jpg 面白いのが、これ。
 一見、装飾の凝った石柱なのだが・・・
e0074199_602012.jpg 裏ケンで叩くと、キンキンカンカンと綺麗な音が出る。
 しかも、全部音程・音色が異なり、そこらじゅうの石柱を叩くだけで、大層な音楽を奏でたような感じになる。
 是非御試しあれ☆
 (但し、現地ガイドを雇って、彼に警備員を説得して貰おう。単独で叩こうとすると、警備員に止められる。)

これも、他に無い一品。
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e0074199_6102533.jpg 京都の祭りに出てくるような、山車がドドォ~ン。
 至るところに彫刻が施され、ガルーダ神がメインになっている。
 今は動かないが、当時は祭りのたびにゴロゴロ走り回っていたらしい(勿論、人力でね)。
 近くのアイスクリームの屋台にも、山車のイラストが。

キングス・バランス(King's Balance)
e0074199_6133597.jpg 見た感じ、ただの門に見えるが、左にあらず。
 門の上からヒモを吊るし、棒を渡し、天秤を作る。
 で、一方に王様が、他方に金銀財宝を吊るしてバランスを取ったんだと。
 ピッタリになったところで、民衆がワァ~っと騒いで盛上げる。
 金銀財宝は、民衆にバラまかれたという。

オマケ
e0074199_6211492.jpgトゥンガバドラー(Thungabadra)川沿いの寺院(名前不明)の脇の風景。
 御参りではなく、水遊びしてた。



オススメ度(100%個人主観)

    ★★★★☆ ・・・ 見どころたくさん、一度行くべし

観光所要時間

    3時間~4時間 ・・・現地ガイドを雇って効率良く周ってもかなり時間要する
by bharat | 2006-06-11 10:30 | インドぶらり旅