第78回旅行は、避暑地ロナウラと周辺石窟群
e0074199_16104660.jpg インド西部のマハラシュトラ州。
 ムンバイから、プネーへ続く高速道路を車で流すと、ロナウラ(Lonavala)なる地名が出てくる。


避暑地として
e0074199_547231.jpg 人口数万人に過ぎないここロナウラは、ムンバイの避暑地として知られている。
 標高約700mは、年中程良い気温を与え、ムンバイ-プネーハイウェイ沿いには、リゾート施設が並ぶ。
 写真は、MTDCカルラリゾート。
e0074199_558739.jpg ここロナウラの名物は、チッキ(Chikki)という砂糖でナッツ等を固めた御菓子。
 そこら中に、土産屋がある。


カルラ石窟寺院
e0074199_6112942.jpg ロナウラから数km離れたところに、石窟寺院(群)が数箇所残っている。
 その1つがこのカルラ(Karla)石窟寺院だ。
e0074199_6134047.jpg ムンバイ-プネーハイウェイをムンバイからプネーに進んで、このゲートを左折。
 途中の駐車場に車を停めて、急な石段をひたすら登る。


 と、眼前に巨大な岩肌に人工的にくり貫いた構造物が出現する。
 向かって右側には、保存状態の良い寺院跡がある。
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e0074199_6454079.jpge0074199_6465686.jpg 入口の左右には、象とブッダの彫刻が彫られている。
 ブッダ本人が彫られているので、大乗仏教期に出来た寺院だと分かる。
 紀元前80年に造られたものとのこと。
 正面の彫刻の上部には、木製の馬蹄状の窓が残っている。
 灯り取りのために施されたもので、アジャンタ石窟寺院群にも類似したものがある。
e0074199_4573347.jpg 中は、奥行40m、高さ14m。
 最奥には、巨大なストゥーパ(仏塔)がある。
e0074199_4543874.jpg 周りの石柱を良く見ると、ストゥーパと並んでアショカ石柱(Ashok Pillar)が彫られている。
 アショカ石柱は、マウリヤ朝のアショカ国王が国章のライオンとともに法勅を刻んだもので、当時勢力下の地域に建てられた。
 だが、アショカ王は紀元前232年に没しており、この寺院の建設時期とはズレている・・・はて・・・?



バージャ石窟寺院群
e0074199_64918.jpg ムンバイ-プネーハイウェイをムンバイからプネーに進んで、今度は右折。
 中々開かない踏切を越え、小高い丘を登ると、バージャ(Bhaja)石窟寺院群にたどり着く。

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e0074199_6112515.jpg 中央に位置するこの寺院が第12窟と言われているが、周囲を見渡しても第1窟~第11窟がどれなのか分からない。
 構造は、先述のカルラ石窟寺院と似ているが、こちらの方が古く、紀元前2~3世紀に出来たものだという。
e0074199_6205377.jpg 大きな第12窟の他には、こんな場所が。
e0074199_6231114.jpg 無数のストゥーパが所狭しと置かれている。
 ・・・ここに仮置きした後、石窟に安置するためのものだっただろうか?
e0074199_6252531.jpg 見逃してしまいそうなくらい奥には、壁面に彫刻が施された石窟がある。
 このような彫刻が残っているのは、バージャではこの石窟だけ。

e0074199_6311927.jpg また、この石窟のある丘の更に向こうには、ヴィサプール城(Visapur Fort)とローハガード城(Lohagad Fort)が向かい合う丘に築かれている。
 かつて、ヒンドゥー教勢力とイスラム教勢力が対峙し激戦を繰り広げた歴史があると、地元民が言っていたが、いつの時代のことなのかは不明。


オススメ度(100%個人主観)

   ★★☆☆☆ ・・・ アジャンタ石窟寺院群に行く時間が無いヒトは良いかも

観光所要時間

   3~4時間
by bharat | 2006-11-18 10:30 | インドぶらり旅