インド周辺 第14回旅行は、タイの首都バンコク(バンコック)
e0074199_22132836.jpg タイの首都バンコク(Bangkok)。
 ASEAN国の発展の象徴とも言われるこの都市には、高層ビルや大規模なショッピングセンターなどの近代化の恩恵がそこかしこで見られる一方で、昔からの仏教寺院も数多く残っており、非常に興味深い街並みを形成している。



街並み
e0074199_22185790.jpg 市内の街並みには、日本で見かける御馴染みのものが沢山。
e0074199_22193845.jpg 車の多くは、日本ブランド。現地工場の在るトヨタ・ホンダが目立ったが、日産の車も数多く見られた。
 因みに、日産はインド市場への正式参入を行っておらず、インドでは殆ど見ない(近々、南インドに進出予定)。
 コンビニエンスストアもあちこちにあった。実際に見たのは、セブンイレブンとファミリーマート。
e0074199_22264280.jpg 道端の本屋には、日本のマンガ雑誌のタイ語版。
 写真は、キャプテン翼。
e0074199_22294692.jpg 食材も豊富にあり(自給率は200%とも250%とも)、インドではまず有り得ないこんなモノも食べられる。


    「牛丼に卵(生or半熟)」


e0074199_23112582.jpge0074199_23114078.jpg 東急や伊勢丹といった日系百貨店もある。
 伊勢丹の前には、金色の仏陀像と・・・
e0074199_083816.jpge0074199_09427.jpg ガネーシャ像。
 双方の神様とも、タイ仏教の中では仏教の世界に居るらしく、敬虔な仏教徒である現地の人々は分け隔てなく礼拝していた。


e0074199_23454113.jpg 地下鉄も、街中を縦横に繋ぎ、バンコク市民の足として機能している。
 駅構内の構造、改札機などが、インドのデリー地下鉄のそれと非常に良く似ている。
e0074199_23461128.jpg プラットホームと線路との間は、ガラスで仕切られている、東京の南北線に似たタイプ。
e0074199_0313043.jpg 町の足は、経済の発展とともにタクシーに移りつつあるが、ピカピカに反射するほど磨かれたオートシクシャーも数多く走っている。
 その多くが、インドのメーカーバジャージ(Bajaj Auto)製だという。



 バンコクの空港は、最近開港したスワナプーム(Suvarnabhumi)空港。
 空港名は現地の言葉で「黄金の地」の意で、現国王が命名したもの。
 綺麗なのは勿論なのだが、恐ろしく広い。
 建物は大きなH型をしており、中央部分に土産屋・ブランドショップが立ち並ぶ。

 建物内部で一際目を引くのは、これ。
e0074199_143327.jpg
 これは、紛れもなくヒンドゥー教の2大叙事詩の1つ『マハーバーラタ』の神話「乳海攪拌(ニュウカイカクハン)」の一場面だ。
 その昔、天の神インドラはドゥルヴァーラ仙から呪いをかけられ、神々は勢力を失ってしまった。
 インドラがヴィシュヌ神に相談すると、自分(第4化身の大亀クールマ)に大マンダラ山を乗せ、大蛇ヴァースキ(蛇神ナーガの王)を絡ませて、乳海を攪拌し、その中から出てくる不老不死の霊薬アムリタを手に入れるよう指示した。
 指示通り、神々(インドラチーム)がヴァーズキの尾っぽの部分、魔神たち(阿修羅チーム)が頭の部分を持ち、綱引きを行った。(因みにこのチーム編成はインドラチーム・阿修羅チームとも54人ずつ、合計すると108。仏教界の煩悩の数と何やら関係がありそうである・・・。)
 ベーゴマの要領で山がグルグルと回転すると、海が洗濯機の中の水のような状態になった。この中から聖牛スラビ、酒の女神、聖樹、天女アプサラス、ヴィシュヌ神の奥さんラクシュミが出てきた。最後にダヌヴァンタリという医学の神様が霊薬アムリタを持って現れた。これを巡って神々と魔神たちは再び争奪戦を展開。最終的に霊薬アムリタは神々の手に渡り、神々はそれを飲むことが出来、その勢力を盛り返したという・・・。
e0074199_1402544.jpg

 因みにこの話には後日談がある。
 このとき魔神の中のラーフというヤツがこっそり霊薬アムリタを飲んだ。それを見ていた太陽神スーリヤと月神チャンドラがヴィシュヌに密告。
 ただちに、ヴィシュヌは手に持っていた武器チャクラ(円盤の周囲に刃物が付いていてクルクル回る)でラーフの首を切断した。その結果、ラーフは首から上だけが不死となった。
 ラーフ(の頭部)はこの恨みをずっと忘れることは無く、今でも密告者の太陽神スーリヤと月神チャンドラを襲うという・・・それが日食と月食という訳だ。




街中に佇む仏教寺院
 限られた時間ではあったが、市内に残る仏教寺院を観て周った。

ワット・ホゥアランポーン(wathualumpong)寺院
e0074199_23594739.jpg
e0074199_0182126.jpg バンコク南部を東西に走るラーマ9通りに面して建っている。
 地下鉄のサムヤン(Sam Yan)駅の真上にある。
 駐車場から本堂に向かうと、一列に並ぶ小さな社が目に入ってくる。
 中央の社にはブッダ。その脇にはガネーシャ。
e0074199_0221794.jpg 本堂の造りは、実に絢爛豪華。
 屋根の隅々には孔雀を配し、中央上部にはストゥーパ、その下には大きな国鳥ガルーダ。
e0074199_0271777.jpg 金色の立派なストゥーパ。


ワット・トリミット(Wat Trimit)寺院
e0074199_0485038.jpg
e0074199_0503638.jpge0074199_051679.jpg ホゥアランポーン(wathualumpong)駅の近くの狭い路地にヒッソリと建っている。
 地図上に、デカデカと「The Golden Buddha」と書いてあるのだが、実際の仏像は意外に小さい。
 ナーガ(蛇)の上に座っている。
 その横には、ガルーダや死神などの神様オールスター像も。



オススメ度(100%個人主観)

    ★★★★☆ ・・・ 仏教施設の観光と共に、食も楽しみたい。

観光所要時間

    4~6時間
by bharat | 2007-01-25 10:30 | インド周辺国ぶらり旅