水が無い・・・
 5月8日、インドのTIMES OF INDIA紙に、面白い記事が載った。


     「Water shortage will be a thing of the past by 2010」


 水不足問題を、2010年までに解決するという訳だ・・・。
 どうやって??というのが率直な感想である。

 この記事を読み進めていくと、Delhi Jal Board(デリー水委員会とでも訳そうか、Jalはヒンディー語で水のこと)のコメントを指していることだと分かる。
 彼らがデリーの昨今の深刻な水不足事情(詳細は後述する)の責任を担っている機関であるらしい。

 コメントによれば、デリーの1,600万人の人口および非公式住民60万人全てに対して、手動ポンプ、公共水道(水力発電からの供給)、井戸を使った供給網を整備。加えて、これらのネットワークを敷けない場所についてもタンク車を使って供給する体制を敷き、全ての住民を水不足から解放するとしている。
 現行使用している4つの水処理施設に、新たに排水リサイクル機能を付与することにより、供給能力を増強するのだという。
 また、市内の上下水道設備の強化も行い、供給元・供給ルート双方をてこ入れすることによって、来る2010年コモンウェーエルズ大会(英国連邦府傘下の各国による陸上競技大会で、2010年デリーで開催されることが決定している)にも対応するとのこと。

 なにやら、現にここに住んでいる立場からすると、非常に実現困難な、雲をも掴む印象を受けてしまう。
 というのも、今住んでいる自宅でも、断水が頻発しているからだ。


 現在私が住んでいる地域は、日本人を含む多くの外国人が数多く居住する、治安・衛生ともに安心出来る地域の一つだ。
 家などは特別立派な造りでも無いのだが、たいそうな家賃を払わねばならない。差詰め、家賃=安心料といった感じだ(家賃をケチろうものなら、治安・衛生面が即座に不安に晒されるような地域がたくさんあるのだ)。

e0074199_16265192.jpg で、この家の水がしょっちゅう止まる。
 貯水タンクは地下にバカデカいのが1つ、3軒(1~3階の各住人)共有のデカいのが1つ、我が家用のタンクが地上と屋上に1つずつと、受容れキャパは十分過ぎるほど。
 なのに、市からの水の供給量がとても少ない。
 地下タンクへは、毎日決まった時間(午前1回、午後1回)に、直結した水道管から供給があることになっている。まず、これが頻繁に滞る。
 数日に1回しか来ない水を3軒でいっせいに使用するので、水はすぐになくなってしまう。
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 こうなると、最終手段は、民間会社に頼んでタンク車を派遣してもらい、取敢えず我が家用のタンクだけを満たしてしのぐしかない。
 3,000Lで1,000ルピー(約3,000円)弱・・・意外と安いと御思いだろうが、月の水道代200~500ルピー(約600~1,500円)と比較するとベラボウに高い。


 出張や旅行などで、暫らく自宅を離れて、夜遅く帰宅。
 汗でドロドロの体を早くフロ・・・はムリなのでシャワーで洗い流そうと蛇口をひねたら、シーン・・・・・なんてことが今年結構あった。

 これは、肉体的にも精神的にも物凄いダメージを受ける。



 あまり過剰な期待をせずに2010年を心待ちにしようかなぁ。
by bharat | 2007-05-08 10:30 | インド生活