2005年 10月 25日 ( 2 )
インドのTシャツ 1

 インドに来て、ちょうど4ヶ月。
 片言のヒンディー語で、なんとか会話が成立つかな?と言ったところまで来た。

 この4ヶ月の間、いろんな場所のガラクタ屋・土産屋に行ったが、結構面白いTシャツを見つけては、買っている。

 デザインが面白いので、このカテゴリで掲載することにした。


1. ボール バン
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 リシケシュ(Rishkesh:詳細は第5回旅行参照)で買ったTシャツ。
 シヴァ神とパールヴァティ神とその子供のガネーシュ神のプリント柄。
 価格は、50ルピー(約130円)くらいだった。

 下に書いてある文字「ボール・バン」は、「バンと言おう」の意味。
 「バン」はシヴァ神の持っている太鼓の音で、これを口で言ってシヴァ神を喜ばせようという意味のフレーズだ。

 このTシャツを着て歩いていると、道端の人がこの文字を読んで、僕の方をニヤッと笑うことが良くある。
 「ばん!」と言ってやると、喜んだ様子で「コイツ、インドを知ってるな」みたいな顔をされる。
by bharat | 2005-10-25 23:18 | インドのTシャツ
デリー2 工芸博物館

目立たないが、中身は・・・

 デリー市内東部にある、プラーナー・キラーと向かい合うようにして、ひっそりと建っている工芸博物館(Craft Museum)。
e0074199_3192585.jpg入口に守衛がいるが、そのまま何事も無く入れてくれる。なにせ「入場料タダ」だから。



 トンネルをくぐると、正面にいきなり土産物屋が。
 中には、南部インドの鉄細工や、ラージャスターン(Rajasthan)州の操り人形、アッサム(Assam)州のランプなど、各地の工芸品がズラッと並ぶ。見ていてとても楽しいのは勿論だが、何より価格がとても良心的。ハッキリ言って、コンノートプレース(デリー北部の中心地で各州の物産店などが並ぶ地域)やデリーハット(デリー南東部の物産品市場)より安い気がした。


e0074199_3342515.jpg 博物館入口を目指して進むと、高さ3~4mはあろうかという巨大な壷が陳列されている。
 説明書きは一切無いので、これが何なのか、何の為にここに置いてあるのかは不明。
 インドでは、こういった状況に良く出くわす。歴史的史跡・珍しい展示物があっても、十分な説明を記載した看板をあまり見ない・・・現地の人々はあまり知りたいと思わないのだろうか・・・。こんな状況だから、旅先で詳しくその土地を知りたいときにはガイドは必須だ(ウサン臭いガイドにあたらないことを祈りつつ)。



e0074199_3342620.jpg また、その右隣には、昔の祭事場を模した空間がある。土偶や燭台などが置かれていた。


e0074199_3384829.jpge0074199_3382465.jpg 博物館内部は、地域やテーマ別に展示物が並ぶ。
 人形を集めたコーナーには、操り人形、土人形などが陳列されている。中には、NHK人形劇「三国志」に出てきそうな中国タッチの人形もあった。


e0074199_3475074.jpge0074199_3472669.jpg 「カルト」と分類されたコーナーには、ヒンドゥー教にまつわる木製彫刻(写真は10個の頭を持つ悪魔ラーヴァナ)や南部インドのものと思われる獣神の彫刻がある。獣神の方は、チンチンがやけにリアルなんだが、男根崇拝思想に基づいているのだろうか・・・。


e0074199_3492134.jpge0074199_3484477.jpg 中庭に出ると、巨大な神輿が!
 車の上にある物体の屋根部分がヒンドゥー寺院のそれとソックリなので、まさに日本の神輿と同様の機能を果たしたものなのか?(説明書きの看板ナシ)
 館内を更に奥に進むと、昔の建築物の遺構がそのまま保存してある。左右対称の多角形はイスラム建築の、ピラー(出窓下部と壁面との接点部分に施した装飾)はヒンディー建築の影響と推測される。


e0074199_3551288.jpg 館を出て敷地を奥に行くと、「Village Complex」と呼ばれるインド各地の村の住居を再現した一角がある。
 幸いなことに、これには説明書きがされていて、どの住居がどの地域のものか判別出来た。



グジャラート(Gujarat)州の住居
e0074199_4215856.jpge0074199_4212970.jpg Mehr Hutと呼ばれる住居は、しっくい壁に玄関口のタイル細工が特徴。
 Banni Hutと呼ばれるものは、レンガ+藁の作りで、砂漠の風を良く防いだという。



オリッサ(Orissa)州の住居
e0074199_4225418.jpg Gadaba Hutと呼ばれるこの住居の特徴は、木を組んで骨組みを作り、その木にカラフルな色付けを行っている点で、台所は建物の外部に設置されている。



マッディヤ・プラデーシュ(Madhya Pradesh)州の住居
e0074199_4232447.jpg Gond Hutと呼ばれるこのタイプは、各住居の境目をしっくい+茅葺の壁で仕切っているのが特徴的。



ニコバル島(Nicobar Islands)の住居
e0074199_4234510.jpg 住居というか、柱と屋根だけ・・・。



アルナーチャル・プラデーシュ(Arnachal Pradesh)州の住居
e0074199_4241821.jpg 高床式でバルコニー(柵は竹製)を持つこの住居は、Adi Hutと呼ばれる。



アッサム(Assam)州の住居
e0074199_425075.jpg 低温多湿、雨の多い地域性から、Rabha Hutと呼ばれるこの住居は湿気に強い竹で出来ている。



ヒマーチャル・プラデーシュ(Himachal Pradesh)
e0074199_4244066.jpg Kulu Hutと呼ばれるこの住居は、山岳地域が多い地域特性により、特異な形をしている。1階部分は石で組まれ、2階部分は木製。



謎の土産物
e0074199_4192467.jpge0074199_4195289.jpg Village Complex内に、工芸品屋が並んでいたが、マンガ的なデザインの素焼きを発見。何だろうと思ったら、実態は屋根瓦のパーツらしい。1体80ルピーで、サルの親子を購入。




見学を終えて

 本を読んで、インド国内の気候・地域特性が違うのは知っていたが、その土地土地の住居をビジュアルで確認すると、改めてその違いの大きさに驚かされる。
 また、同じインド内でも農耕民族系と狩猟民族系が並存しているのも良く分かって、とても面白い。
 ガイドブックでは大きく取り上げられていないこの博物館、個人的には結構オススメ。
by bharat | 2005-10-25 10:30 | デリー市内あれこれ