2006年 04月 20日 ( 1 )
インド周辺 第6回旅行は、素通りしてしまいそうなダンブッラ
 シーギリヤから南西に向かうと、ダンブッラ(Dambulla)という小さな集落に着く。

 何も無いので通過してしまいそうになるが、ここにはユネスコ世界文化遺産の石窟寺院がある。

e0074199_16192940.jpg その石窟寺院は、丘の上にあるらしく、大通りからは金色の巨大な仏陀坐像が目印となる。



ダンブッラの歴史
 今では、小さな集落にこの寺院がポツンとあるだけだが、ここは紀元前2~1世紀頃、タミル人にアヌラーダプラを追われたシンハラ王ヴァラガム・バーフが落ち延びた場所だとされている。

e0074199_16381749.jpg その後、ドゥッタガーマニーというシンハラ王が、ここに石窟寺院を造らせた。このドゥッタガーマニーは、今でもスリランカでは英雄視されている。
 ・・・正確には、シンハラ人の英雄と言った方が正しいか。彼はシンハラ国王としてタミル人を撃破したので、シンハラ人vsタミル人の民族問題になると、シンハラ人たちに担がれるようだ。2002年に、スリランカ政府がLTTE(タミル・イーラム解放の虎)との和平交渉に臨んだ際に、一部のシンハラ人国会議員たちは、ドゥッタガーマニーの銅像の前で交渉反対をアピールした。

 


丘のふもとには

 近年建設されたと思われる、綺麗な建物が建っている。

ダーガバ(仏塔)
e0074199_16442362.jpg 大通りから駐車場に入る場所の脇に建っている。
 見た目からかなり新しい感じで、仏塔とはいっても、恐らく仏陀に関連するものが中に保管されている訳では無さそうだ。



博物館
e0074199_16463346.jpg 丘を上がる石段の傍にある。時間の関係上、中の様子を見る事は出来なかった。

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 仏陀坐像は大きさも去ることながら、悪趣味とも思える金ピカぶり。快晴下の太陽光を受けて眩しく反射していた。この坐像、横から見ると意外に薄っぺらい・・・時代劇のセットみたい。

 
e0074199_16502057.jpg 博物館の入口のモチーフは理解不能だった。。。あんぐりと大口を開けているのは、獅子なのか。




石窟寺院
e0074199_16584519.jpg 丘の上にある石窟寺院を目指して、石段を登っていくが、炎天下だったので結構キツい。
 また、寺院入口には、掘立小屋があって、入場券チェックをするのだが、アヌラーダプラで購入したスリランカ世界文化遺産等周遊券(USD40.00-もしくは4,080スリランカルピーで8箇所周遊出来る)の対象外となっていたため、丘の中腹のチケット販売所で入手できる専用入場券が必要。これを知らなかったので、入場するのに手間取った(靴預け場のヒトにチップをあげて、買ってきて貰った)。


e0074199_22384211.jpg 掘立小屋を抜けると、右側の岩肌一面に、建物がはめ込まれている・・・石窟を観光し易いように後年しつらえたものだろう。

 石窟は、全てこの右側の岩肌を掘削して造られており、全部で5つある。手前から第1窟~第5窟となっており、奥に行くほど作成年代が新しくなっている。



第1窟 デーワ・ラージャ・ヴィハーラ(Dava Raja Vihara)
e0074199_2246416.jpg 「神々の王の寺」ちう名前のこの石窟には、全長14mの仏陀涅槃石像がドドォンと横たわっている。他にも立像が何体かあるが、この涅槃像が石窟内のイメージを圧倒的に支配している。
e0074199_2250693.jpg 不思議なのは、涅槃像が黄色いのに、足の裏が赤い花柄ということ。
 スリランカ仏教では、仏像の足の裏を赤くするのが通例らしい。
 しっかし、物凄い偏平足.....インド中を歩いたとき、疲れなかったんだろうか?



第2窟 マハラジャ・ヴィハーラ(Maha Raja Vihara)
e0074199_2321976.jpg この石窟が群を抜いて大きく、まさに「偉大な王の寺」の名に相応しい感じを受ける。
e0074199_2324693.jpg 内部は、仏陀涅槃像、仏陀立像、仏陀坐像、仏塔、石窟建設者のドゥッタガーマニー王の像が所狭しと置いてあり、迫力がある(というかしっちゃかめっちゃかというか)。
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e0074199_237134.jpg 天井に描かれた曼荼羅や仏陀の絵は、とても綺麗。どうやって、絵の具を垂らさずに描いたのだろうか・・・?




第3窟 マハ・アルト・ヴィハーラ
第4窟 バスシーマ・ヴィハーラ
第5窟 (名前ナシ?)
 後半3つの石窟は小さく、どの仏像がどの石窟のものだったか忘れてしまったので、纏めて紹介。


e0074199_2310483.jpg 鮮やかな曼荼羅(?)を背にした仏陀坐像。
e0074199_23101765.jpg 仏塔の前に整列する仏陀坐像。
e0074199_23102969.jpg 第2窟のものよりは小さいが、やはり黄色の仏陀涅槃像。
e0074199_23104267.jpg 壁画の仏陀も黄色く描かれている。




オススメ度(100%個人主観)

    ★★★★☆ ・・・町は目立たないけど、一見の価値アリ

観光所要時間

    2時間
by bharat | 2006-04-20 10:30 | インド周辺国ぶらり旅