2006年 10月 04日 ( 1 )
インドの桃太郎伝説 ダセラ
 今年の10月2日は、インドの祝日。
 マハートマー・ガンディーの誕生日であると同時に、インド最大級の御祭りダセラ(Dussehra)なのだ。

インド版 前正月 実は・・・
 ダセラは、日本で言うところの前正月。
 ここから20日間(今年なら10月21日)、インドは御正月を迎える。
 ・・・とは言っても、インド中の経済活動が20日間ブッ続けで休む訳ではない。

 現在では、前正月のダセラ、後正月のディワリ(昨年の様子はコチラ)を1日ずつあるいはその前後数日を休むスタイルを採るケースが多い。

 で、このダセラであるが、言われは大凡以下の通りだ。

e0074199_4144027.jpg インド2大叙事詩の1つ『ラーマーヤナ』の中の話の1つで、主人公ラーマ王子が悪魔ラヴァナを倒すという冒険譚が記されている。
 このラヴァナは、ダセラ(10の頭)を持っており、夫々激情、プライド、怒り、貪欲、理性の喪失、欲望、憎しみ、嫉妬、利己主義、不正直と、要はあらゆる欲望を象徴している。
 ラヴァナにシータ姫をさらわれたラーマ王子は、部下の猿神ハヌマーンを引き連れて、ラヴァナの棲むランカ島(セイロン島、現在のスリランカ)に渡る。
 島での激闘の末、ラーマ王子はラヴァナを倒し、松明の灯るインド本土に帰還するという話。

 ラヴァナを倒した日がダセラ、帰還した日がディワリ。

 ・・・島に渡って、猿を引連れ鬼退治。
 どこかで聞いたことのあるシチュエーションだが・・・!
 桃太郎伝説だ。
 詳細は、かなり変化しているが、日本の昔話の代表作品である桃太郎伝説は、このダセラのくだりが元になっているらしい。
 キビダンゴは、差し詰めグラブ・ジャムン(インドの甘菓子、とても甘い)なのかな・・・?


仮面ライダーのボス敵なみに・・・
 ダセラ祭は、インドの至るところで行われる。
 私は、当日ナグプールを周遊していたので、デリー周辺のダセラの様子を知ることは出来なかった。

 これについては、naomiさんのブログに詳しく書かれているので、御参照。
 勧善懲悪の局地、悪魔ラヴァナは、毎年インド中で木っ端微塵になっている・・・。
by bharat | 2006-10-04 10:30 | ふと思うこと