2006年 12月 10日 ( 1 )
橋梁崩落事故・・・他人事では無い
 12月2日(土)朝、ビハール(Bihar)州のバーガルプール(Bhagalpur)というところで、橋梁の崩落事故が発生。
 杜撰な管理体制・設備の老朽化等が原因だが、その因果関係よりも、日頃オンボロ橋をよく見ている者にとっては、「やっぱり崩れるんだ・・・」と、かなりヒヤッとしたものを感じた。

概要
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 上図が今回の事故の概要。
 まず、前提条件として、この橋梁は築150年と大変古いため、代替の橋が最近完成。
 古い方の橋は、取崩工事の最中だった。

 12月2日の7:25、橋の下をくぐる格好で、3071列車がバーガルプール駅に到着。
 このとき、列車の8両目以降は駅からはみ出て、第8車両が橋の真下に来る状態。

 この直後7:26、橋梁の取崩工事をしていた作業者が異常を察知、駅関係者に電車の出発を中止する様警告した。

 そして7:28、駅関係者が警告を無視して、電車を出したところ・・・

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 第8車両の真上に、橋が一気に崩落。
 35名が死亡、100名以上が負傷した。


道路インフラの老朽化と近代化する移動手段

 事件そのものが衝撃的なのは言うまでも無いが、この写真を見て驚いたのが、橋が殆ど煉瓦と漆喰だけで出来ていたらしいこと。
 これでは、崩れるに決まっている。
 当初馬車・自転車・軽量な自動車くらいしかしていなかった橋の上には、過積載の貨物トラックが往来し、その下を鉄道列車がガタガタ振動しながら行き交う。
 こんな環境で、橋が持ち応えられる訳が無い・・・のだが、こんな風景、実にインド中で見かけたりするのだ。

 インドに来て約1年半、だんだん感覚が麻痺してきたが、出張・旅行で陸路を使うときは要注意だな・・・やっぱり。
by bharat | 2006-12-10 10:30 | ふと思うこと