2007年 06月 11日 ( 1 )
第100回旅行は、インドの軽井沢シムラー
 インド国内も、今回で100箇所目。
 今回は、英国植民地時代の避暑地として高名なシムラー(Shimla)。
e0074199_16443455.jpg



暑い夏を凌ぐ夏季限定の都
e0074199_211562.jpg 1814~16年のゴルカ戦争(ネパールと英国の戦争、詳細はコチラ参照)ののち、英国はこのシムラー丘陵地帯の存在を知るようになった。
 当時、英領インドの首都はコルカタにあったが、標高2,130mで夏季に程良い気温を保持するシムラーを、英領インドは夏季の首都に定めた(1864年)。

e0074199_2112351.jpg コルカタあるいはデリーからシムラーまでのにもつの大量輸送は困難を極めたが、それも1903年にシムラー~カールカ(Kalka、シムラーから100km)間、1906年にカールカ~デリー間で鉄道が開通すると解消された。
 この2路線は現在も現役で、、前者はトイ・トレイン(狭軌の登山鉄道、同タイプのダージリン・ヒマラヤ鉄道は世界遺産登録されている)、後者はカールカ・シャタブディ特急が毎日運行されている(電車の様子は後述)。

 その後、シムラーは旧パンジャブ州、次いで1971年からはヒマーチャル・プラデシュ州の州都となった。

 その避暑地としての歴史の古さから、今でもシムラーは数ある避暑地ヒル・ステーション(Hill Station)の代表としてそのステータスを保っている。


英国建築の雰囲気に和む
 避暑地なので、あまり観光場所は無いのだが、英国植民地時代に建てられた洋館が立並ぶ街並みは独特な雰囲気を出している。
 
e0074199_2030629.jpg これは、市役所。
 1888年に建てられた洋館だが、今尚現役。
e0074199_20401896.jpg その隣にも立派な建物があるが、これは現在警察署として機能している。


e0074199_2041649.jpge0074199_20412117.jpg これは、教会と図書館。
 夫々1844年、20世紀初頭に建てられた。


e0074199_20433492.jpg その他にも、至るところに洋館が立並んでいる。



改善の余地は無いのか・・・
e0074199_20475455.jpg 但し、これらの雰囲気をぶち壊して余りあるのが、この町全体の機能不全状態。
 まず、丘陵地にへばりつくように街並みが形成されているため、細長い街道や歩道がハイシーズンの人口集中に耐えられない。
e0074199_20484057.jpg メインの広場(スキャンダル・ポイントと呼ばれている)へのアクセスルートは限られており、最もポピュラーなのがこのエレベーター。
 なんと小型のものが2基しかない。
 当然滅茶苦茶並ばないと乗れない。
 加えて、エレベータには8人乗りと書いてあるのだが、毎回10人以上詰めて乗込む・・・いつ落下事故が起きてもおかしくない。


 車は渋滞するし、ゴミはそこら中に散乱しているし・・・これで毎年観光客が殺到し続けるのがナゾである。
 少なくとも、私は相当不快な思いをした。
 唯一避暑地を体感して落ち着いた雰囲気になったのは、ホテルに居たときだけだった。

 州政府・観光局など、当事者はもう少しこの惨状を改善して欲しいものである。


アクセス方法
e0074199_2152286.jpg シムラーへは、飛行機か鉄道か車で行くことになる。
 飛行機は大変便利だが、月・水・金・日と隔日しかフライトが無い。
 今回、往路はこの空路を使った(Air Deccan便)。



 鉄道は、上述したように特急列車(デリー⇔カールカ)+トイ・トレイン(カールカ⇔シムラー)と繋ぐことになる。
 今回の復路は、車+特急列車を使った。

e0074199_218373.jpg これがトイ・トレイン。
 かわいいディーゼル機関が客車を引っ張る。


 特急列車カールカ・シャタブディは、インド随一のクオリティ。
 座席は綺麗、夕食も美味だった。
e0074199_2111429.jpge0074199_21115987.jpg
e0074199_21121870.jpge0074199_21123650.jpg



オススメ度(100%個人主観)

     ★☆☆☆☆ ・・・ 避暑地なら、もう少し落着きたい

所要観光時間

     3時間
by bharat | 2007-06-11 10:30 | インドぶらり旅