2007年 06月 13日 ( 1 )
第101回旅行は、マハラジャの街ヴァドーダラ(バローダ)
 グジャラートの中心都市アーメダバードの南東100kmにある街ヴァドーダラ(Vadodara)が今回の目的地。
 バローダ(Badora)とも言われている。

工業都市であり文化都市であり
e0074199_2241180.jpg 人口約150万人のこの街には、大学・研究機関や巨大インド企業などが多数あり、空港の外見もちょっと知的な印象(?)を受ける。


e0074199_2262854.jpg 人造湖には、巨大シヴァ像。
 ヒンドゥー教徒が大半を占める地域である。


e0074199_2291565.jpg 現在も藩王(マハラジャ)の末裔が住んでいるというこの地域は、昔と今が混在した斬新なデザインの建物が多い。
 これは、裁判所(上が新、下が旧)。
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e0074199_22111576.jpg このバローダ博物館(Baroda Museum)も、この地域にしても珍しいデザインをしている。
 ケーララ州でよく見る、木造建物風だ。

 余談だが、建物外観は立派、展示物もなかなか良いのだが、職員の対応が最悪だった。
 州立なので致し方無いというところか。



マハラジャの生活を振返る
 先程書いたように、ここには未だにマハラジャ(の末裔)が住んでいる。
 それが、このラクシュミ・ヴィラス(Laxmi Vilas)宮殿だ。
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 ときの藩王サヤジ・ラオ・ガイクワド(Sayaji Rao Gaekwad)が、1878年から1890年にかけて建てた宮殿で、今も彼の末裔たちが2階と3階に住んでいる。
 まずこの外観が凄い。

 向かって右がヒンドゥー教寺院(Mandir)建築、中央右がシク教寺院(Gurudwala)建築、中央左がキリスト教会(Church)建築、左がイスラム教礼拝堂(mosque)建築に則っており、全宗教のテイストを盛込んだ建物になっている。
 建物の全長は155mもある。
 総部屋数は、186部屋。
 窓の数が6,000を超え、天井のドームのガラスはベルギーから持ってきたもの。
 建材は、100%石。
 様々な色の砂岩と大理石を使っており、インド製およびイタリア製だ。



e0074199_2225613.jpg 外壁の彫り物はとても細かく、精緻な出来栄え。
e0074199_22371853.jpg 中庭には、イタリア建築の噴水があり、彫像は全てヴェニスから持ってきたもの。
 この反対側には、マハラジャの武器コレクションがあり、日本刀もある。
e0074199_2239028.jpg エレファント・ホール(Elephant Hall)と呼ばれる広間には、文字通り像の彫刻を壁に施してある。
 白大理石に金をあしらった内壁はキラキラ光っていた。
e0074199_22461159.jpg このダルバー・ホール(Darbar Hall)には、1,000脚の椅子を収容することが可能で、晩餐会などに使用されたという。
 広さは、28.5m x 13.5m x 15m。
e0074199_22491340.jpg 広間に入ることを許されなかった女性たちは、この出窓のようなところから会の様子を見ていたという。
e0074199_22503684.jpg ステンドグラスはドイツ製だが、モチーフは「ラーマーヤナ」などのヒンドゥー神話になっており、興味深い。
建物向かって中央の出入口は「王様の出入口」と呼ばれており、細かな彫刻を施した壁に、3色の大理石を使った床が特徴的。
 因みに黒大理石はマハラシュトラ州から、白大理石はラージャスターン州から、黄大理石はイタリアから持ってきたもの。
e0074199_22542831.jpg モザイクの壁画も見事。



e0074199_22564436.jpg このラクシュミ・ヴィラス宮殿に程近い場所に小さな博物館がある。
 マハラジャ・ファテーシン(Maharaja Fatesingh)博物館だ。

 内容は、要はマハラジャの所有物をダーっと並べているだけなのだが、ヨーロッパの絵画から、日本の九谷焼・有田焼・伊万里焼などもあり、実に世界中から贅沢品を収集していたのだなと感心してしまう。



オススメ度(100%個人主観)

     ★★★☆☆ ・・・ 「生きた」マハラジャ宮殿が圧巻

所要観光時間

     3時間
by bharat | 2007-06-13 10:30 | インドぶらり旅