2010年 12月 31日 ( 1 )
英国東インド会社 135年ぶりの復活!
ふと思い出したので記事にしようと思うのだが、ちょっと前に「東インド会社」が公式に復活した、とのニュース記事を見つけた。

e0074199_0022100.jpgなんでも、ムンバイ生まれのインド人実業家Sanjiv Mehtaが、「東インド会社」のブランドを正式に承継(買収)し、2010年8月にロンドンのConduit Streetに、ストアをオープンさせた。
業態は、高級食品店。
2011年は、インドでの店舗展開もあるようだ。

未だに「東インド会社」の称号が生きていたのも驚きだが、そのブランドを買取ってビジネスをするインド人の商魂の逞しさを感じた。

そもそも東インド会社ってどの様な存在だったか・・・。
今更だが、ちょっと調べなおしてみた。

<発祥>
 もともと「東インド」は、現在のインドのみを指す名称ではなく、インド~東南アジア一帯を指していた。
 欧州列強が、大航海時代から植民地支配に動き出した17世紀、イギリス、フランス、オランダ、デンマーク、スコットランド、スペイン、オーストリア、スウェーデンがこぞって、この「東インド」の間接もしくは直接支配を狙って、東インド会社が設立された。

<英国東インド会社の台頭>
 今回復活したのは、上述のうち英国の東インド会社だ。
 17世紀初頭、インドの直接支配の積極的っだのは、英国のほか、オランダ・フランス・ポルトガルなどだった。
 もともと英国はじめとする各国は、本国からインドに送金を行い、そこで廉価でインドの綿花・紅茶を買付けて本国に輸出し、大きな利益をあげるというビジネスモデルを実践していた。
 1530年に既にコルカタを支配していたのはポルトガルだったが、1690年にその支配権を奪取すると、1698年にコルカタは英国インドの首都になった。
 商業面から東インド会社がインドを支配し、それが英国のインドに対する行政・法律の支配の度合いを深めることとなった。
 英国がインドから地税を徴収出来ることとなったのは、コルカタにおいてであり、1765年だった。
 この支配の流れは、その後マイソールなどの主要都市にも伝播した。
 これによって、英国は東インド会社を通じ、インド内で地税を徴収してその金でインドの名産品である綿花や紅茶を本国に送ることが出来る様になり、インドにおける圧倒的優位性を発揮するに至った。

<英国東インド会社の終焉>
 風向きが変わったのは、18世紀後半から。
 この頃、英国本土では産業革命が進み、資産家によるインド進出が発生、東インド会社によるインド商圏の経済的独占が困難になりつつあった。
 加えて、英国がインドへの軍事支配を強化するに至り、東インド会社が軍事費膨張による財政悪化に陥ってしまった。
 その後、英国のインド支配が弱まるにつれて、東インド会社の存在意義も無くなり、19世紀後半にその姿を消した。



 今回、135年ぶりに復活した東インド会社、取扱いは高級食品。
 店舗HPを見ると、チョコレート、ビスケット、ジャムなんかを販売しているようだ。
 味は兎も角として、会社のロゴの入った商品、一度買ってみたいものだ。
by bharat | 2010-12-31 10:30 | ふと思うこと