インドの激安自動車の全貌が明らかに!
 インド、いや世界の自動車業界で密かな話題となっていたタタ・モーターズの「ワンラックカー(1 lakh car = Rs100,000 Car)」が1月10日、発表された。

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 見た目は、ベンツのAクラスをギュッと詰めた感じで、そんなに貧相なイメージは受けない。
 が、内外装のムダの削ぎ落としは、我々の感覚を遥かに超えるもの。

 現地新聞記事等によれば。。。

排気量 : 736cc(他紙には600cc、660ccとも)
気筒 : 3
馬力 : 33馬力(原付の50ccより遥かに低い)
最高速度 : 90km(他紙には70kmとも)
パワーステアリング : なし
パワーウィンドー : なし
サイドミラー : 運転席側のみ
ワイパー : 前面に1本のみ
速度計 : アナログ
タコメーター : なし

e0074199_1034143.jpg 上の数字がどれくらいスゴいかというと、スバルが1968年に発表したスバル360ヤングSSが36馬力だったと言えばイメージがつくだろうか。
 要するに、日本の40年前のスペックと同等ということである。


 コストを抑えるために、金属ボルト等を極力使わず、プラスティック部品や接着を多用したとも書いてある・・・剛性や衝突耐性は大丈夫なのか・・・?


 因みに、これをインド側では「新しい哲学"不足の精神"が生み出した勝利」・「ガンジー精神を載せたエンジニアリング」とアピールしているらしい。


 この車、果たしてインド自動車業界の救世主となるのか?
 はたまた、交通渋滞の主役となるのか?
# by bharat | 2008-01-15 10:30 | ふと思うこと
インド人化完了☆  <インド滞在の総括レポート2-⑥>

 インドは、周辺国と人類学的、文化的、物理的な影響を与えあってきた。

 それは、書物などで読むだけではなく、実際に周辺国を旅してみて実感したことだ。

 人類学的・民族的には南インドとモルディヴ・スリランカとの関係が深いし、北東インドとネパール・ブータンと繋がりがある。
 文化的には、インド発祥の仏教が周辺国に伝播した跡を色々なところで目にすることが出来た。ブータン、スリランカ、タイなどがその例だ。
 ヒンドゥー教と共通項でくくれるのはネパールである。


<インド周辺>
(1) スリランカ---(訪問箇所:12)
e0074199_1775969.jpg インドの南東に位置する島国。
 概況はコチラ。 
 (旅行記)コロンボアヌラーダプラミヒンタレーポロンナルワシーギリヤダンブッラキャンディウトワトゥナマータラゴールキャラニヤスリジャヤワルダナプラコッテ


(2) ブータン---(訪問箇所:3)
e0074199_1792336.jpg インドの北東にある国。
 概況についてはコチラ
 近々、現在の王政から立憲君主制に切替ることが決まっており、良くも悪くも現在のブータンの姿は急速に変わっていく可能性がある。
 (旅行記)パロティンプータクツァン


(3) タイ---(訪問箇所:1)
e0074199_17104210.jpg インドの東方に位置する東南アジア地域のタイ。
 ここも、インドの影響を色濃く受ける国の1つだ。
 (旅行記)バンコック(バンコク)


(4) ネパール---(訪問箇所:4)
e0074199_175458.jpg インド北方に位置するネパール。
 概況については、コチラ
 (旅行記)カトマンズ(カトマンドゥ)パタンバクタプルカトマンズ周辺地域


(5) モルディヴ---(訪問箇所:1)
e0074199_17124555.jpg モルジブとも。
 インドの南西にある小さな島国。
 概況については、コチラ
 (旅行記)マーレ

# by bharat | 2008-01-07 10:30 | ふと思うこと
インド人化完了☆  <インド滞在の総括レポート2-⑤>

<北東インド>
(22) アッサム州---(訪問箇所:2)
e0074199_1656992.jpg 面積7.8万k㎡、人口2,700万人。
 州都はグワハティ(約7km離れたディスプールと表記されることも)。
 農地が豊富で、州人口の3分の1が第1次産業に従事している。同州で産出される茶葉は、アッサムティーとして世界的に愛飲されている。
 特に日本人はこの味が濃く色の良く出るアッサムティーを好み(ミルクティーに向いている)、イギリス人がダージリンティーを好むのとは対照的な嗜好だ。
 農業以外では、石油を産する地域なのでこれに関連する産業が盛ん。
 教育産業も活発で、理工系で世界最高峰とも言われるIIT(Indian Institute of Technology)の一部が州都グワハティにある。
 また、自然保護地域があり、絶滅危機種のインドサイの保護区などがある・・・グワハティを訪れたときも、「Rino City(=サイの町)」という看板を良く目にした。
 (旅行記)グワハティハジョ


(23) ナガランド州---(訪問箇所:2)
e0074199_16572061.jpg 面積1.6万k㎡、人口200万人。州都はコヒマ。
 非常に特徴的な州で、州の約9割が指定部族民で、16の主要な部族が地域に散らばっている。中には首狩り族だった部族もおり、非常に伝統的な生活スタイルを採っていた。その後、英国支配が強まった際に、近代的な生活様式へのシフトを強要され、今では9割以上の州民がキリスト教徒である。
 食生活は、中央インドとは全く異なり、鶏肉・豚肉は勿論牛肉も食べるし、犬や虫も食べる。
 私が訪れたときも、ビーフジャーキーが出た。
 州民の見た目も、中国系のルックスで、周囲の田園風景と一緒になると、日本の田舎に来たような錯覚に陥る。
 歴史的に日本と繋がりがあり、第2次大戦中に日本帝国軍が進駐してきたことがある。私が訪れたときも、「ジェネラル・サトー(第31師団長:佐藤陸軍中将)を知っている」という州民に会った。
 ディマプールコヒマ


(24) シッキム州
 面積0.7万k㎡、人口54万人。
 州都はガントク。
 地理的に大きな特徴を持つ州で、西をネパール、北を中国チベット地区、東をブータンに接している。
 歴史的にはブータンに酷似した歴史を辿っており、隣国との領土争いを繰り返していた。
 1835年に、英国政府がダージリン地域への支配強化を行った際、シッキム地方も管轄下に入った。
 その後、1947年のインド独立に際して、ネルーが条件付でシッキムを属国とし(外交・防衛に関しては英国に権利を残した)、1975年に正式にインドの州に組入れた。
 主要産業は農業だが、観光業にも注力し始めている。

(25) メガラヤ州
 面積2.2万k㎡、人口232万人、州都はシロン。
 南をバングラデシュ、北~東部をアッサム州に接する。
 指定カースト者が州民の86%を占める。
 手付かずの自然が多く残っており、鉱物資源が比較的豊富。
 また、気候特性上非常に降雨量が多く、チェッラプンジ(Cherrapunji)は年間降雨量のギネス記録を持っている。1974年の年間降雨量は実に24,555mm---屋久島の歴代最大年間降雨量が6,300mmと聞けばチェッラプンジの降雨量の凄さが分かるだろうか。

(26) アルナーチャル・プラデーシュ州
 面積8.4万k㎡、人口109万人、州都はイタナガル。
 インドの最北東部に位置し、西をブータン、北~東部を中国チベット地区に接している。
 同地域の自治独立、中国と英領インドとの領有問題などを経て、1987年にインド政府が州を設置、現在に至る。
 インド中央政府にとって同州は、基幹産業に乏しく収益性のある地域ではないが、中国との国境ということで非常に注目されている。
 最近大きく問題視された事件としては、こんなのがある。
 同州の役人が中国に入って研修・視察を行う際に、インド政府が中国政府に対してビザの申請を行ったが、中国政府は「アルナーチャル・プラデーシュ州の人間は中国の同胞なので、ビザは不要」としてビザ発給を断った、というもの。
 外国人が同州に入る際にも、入域許可が必要で、これがなかなか降りないという。降りても、そこらじゅうが写真禁止区域で、私の知人などは何気なく景色をパチリとやったところ、警官に取押えられ留置場に入れられそうになった。なんでも写真を撮った中に橋梁があり、これが軍事機密漏洩に繋がる、というものだったそうだ。
 非常にピリピリした地域だ。

(27) ミゾラム州
 面積2万k㎡、人口89万人。
 州都はアイザワル。
 インド東部に位置し、バングラデシュよりも東に位置している。
 前述のナガランド州のナガ族同様、ミゾ族(ミゾラムの主要民族)も前近代的・迷信的な自然信仰を背景に、生贄や首狩りといった風習を持っていた。その後、英国による近代教育によって、州民の殆どはキリスト教を信仰するようになり、英国文化の影響を強く受けた独自の文化を育んだいった。
 その恩恵を活かす形で、現在も基幹産業の農業に次いで盛んなのは、英語を活かしたIT産業等であり、州民の識字率は実に88%を超える(インド内ではケララ州に次ぎ第2位)。

(28) マニプール州
 面積2.2万k㎡、人口217万人。
 州都はインパール。
 インド東部に位置し、東をミャンマーに接する。
 上述のミゾラム州同様に、英国支配の影響を強く受けた地域で、州内の3分の1がキリスト教徒である。
 主要産業は農業。
 前述のナガランド州のくだりでも触れたが、第2次世界大戦時、非常に日本と関わりの強かった地域だ。
 「インパール作戦」と聞けばピンと来る人もいるだろうか。
 大日本帝国最大の愚策と言われた作戦(作戦の詳細内容はコチラで記した)の到達目的地がインパールだった・・・。

(29) トリプラ州
 面積1万k㎡、人口319万人。
 州都はアガルタラ。
 北部~西部~南部をぐるっとバングラデシュに囲まれるような地理的立地。
 現バングラデシュが東パキスタンとして英国から独立をした際、大量のヒンドゥー教徒が棲家を追われてこの地域に流入してきた。
 その関係で、州内の人口構成も80%以上がヒンドゥー教徒、主要言語はベンガル語となっている。

<そのほか連邦直轄領>
(30) アンダマン・ニコバル諸島---(訪問箇所:1)
 ポート・ブレア


(31) ダードラー・ナガルハヴェリ


(32) チャンディーガル


(33) ダマン・ディーウ


(34) ポンディシェリ


(35) ラクシャディープ
 ※ 私は行けなかったが、コチラに詳細記事があります。




  レポート2-⑥に続く。
# by bharat | 2008-01-06 10:30 | ふと思うこと