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第104回旅行は、ジャイナ教の聖地パリタナ
e0074199_215081.jpg グジャラート州の中規模都市であるバーヴナガルから車で南西方面に約1.5時間。
 シャトルンジャヤ(Shatrunjaya)山のふもと、パリタナに着く。


ジャイナ教の聖地
 伝説では、シャトルンジャヤは、ジャイナ教の最初の祖師(ティールカンタラ)のアディナータがここを訪れたことに端を発するという。ちなみに、彼はマハーヴィーラとかジナとかいう名でも知られており、彼がジャイナ教を開いて以降総勢24名の祖師が出た。

 時代は大きく飛んで10世紀頃。
 この一帯は、イスラム勢力が支配していた。
 そんな最中、ジャイナ教徒たちはこの山の地形を巧妙に活かして崇拝の拠り所となる寺院を建てていった。即ち、幾重にも重なる山の尾根の間に壮麗な寺院を建てたのだ。
 その寺院は現在も尚建築中のものがあり、その総数は800とも900とも言われている。

e0074199_1203153.jpg 山のふもとには、入口ゲートのような建造物と、その脇に受付事務所がある。
 観光地ではなく巡礼地なので、観光自体には費用は発生しないが、写真撮影許可費用として費用がかかる(たしか50ルピー(約150円)くらいだった)。
e0074199_1282284.jpg 寺院群の最上部まで階段4,000段もあるということで、受付事務所付近には旅籠が待機している。
 6月はオフシーズンということもあり、御客は稀。
 すぐに、旅籠屋のオッサンたちが集まってきた。
 結局、1人500ルピー(約1,500円)で妥結。


e0074199_1435746.jpg 旅籠で一路頂上を目指すのだが、これがまたとても乗り心地が悪い。
 棒切れに四角い台座をぶらさげているだけなので、びらさげている紐がヒザやら背中やらにこすれて痛い・・・。
e0074199_1391134.jpg その上。。。
 想像はしていたが、人足がよく休憩を取るのである・・・。
e0074199_1394141.jpg 早く行くよう促すと、タコの出来た肩を見せて、こんなに頑張ってるんだからもうちょっと休ませてよ、とせがんでくる・・・。
 いつ着くんだ、頂上に。

e0074199_118423.jpg 因みに、このような人足4人タイプの旅籠もあったようだが、これもまた乗り心地悪そうである。


              先の見えない歩道を延々進む・・・。
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e0074199_141681.jpg 何十回と人足の休憩をはさんで、漸く頂上部に到着。
 入口門の珍妙な石像たちに出迎えられる。

 実にふもとを出発してから2時間半経過していた。


 頂上の高台からは、全方位に広がる寺院群を一望。
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 中でも、一際目立っているのがこのアーディシュワラ(Adishwara)寺院。
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e0074199_1464042.jpg ベースは10世紀頃の建立だが、その後増改築を繰返し、16世紀頃に完成されたという。
 今もって、多くの信徒が礼拝に訪れており、このときも行列が出来ていた。


 他にも、荘厳な寺院が数え切れないくらい建っていて、目が回りそうである。
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e0074199_1532248.jpg 驚くのは、信徒の寄付が絶え間無く続いたおり、未だに寺院が新造され続けていることだ。
 10年・20年後に再訪したら、また新しい寺院が誕生しているに違いない。

 


オススメ度(100%個人主観)

   ★★★★★ ・・・ 信仰心の成せる業を目の当たりに出来る

所要観光時間

   5時間
by bharat | 2007-06-17 10:30 | インドぶらり旅
第66回旅行は、世界一の珍宝を拝めるサラバナベルゴラ
e0074199_5205987.jpg マイソールを北に車で30~40分、何やら大きな建造物が乗っかった小高い丘ヴィンディヤギリが見えてくる(見にくいが、写真左の丘に背の高い人工物が建っている)。

 ジャイナ教(こちら参照)の聖地サラバナベルゴラ(Sravana Belgola)・・・インドの中でも最も行きたかった場所の1つだ。


ジャイナ教の最も聖なる地
 ジャイナ教は、紀元前6世紀、北インドのビハール州において聖人マハーヴィーラによって開かれたと言われている。
 ところが、紀元前3世紀頃、北インドで大飢饉が発生、聖人バドラバーフ率いる一行はこの地に逃れてきた・・・と、ここまでなら、ここが最も聖なる地になる確固たる理由にはならない。
 真偽の程は分らないが、このバドラバーフ一行の中に、マウリヤ王朝のチャンドラグプタ王もいて(彼は不可触賤民階級の出だったと言われている)、この地サラバナベルゴラで非殺生を追求して断食し、そのまま死んだという話があるのだ。
 それ故、サラバナベルゴラは教義を死ぬまで追求した殉教の地、聖地となったのだ。

聖人への遠き道のり
e0074199_4383143.jpg ヴィンディヤギリの丘陵のふもとには、参道のスタート地点が。
 周辺には、土産屋、靴預け場、休憩所などがあり、そこに参拝者がワラワラとたまっている。
e0074199_4384863.jpg 裸足で、歩きにくい階段を昇っていく。
 恐らく、700~800段くらいあると思われるが、炎天下&裸足はかなりシンドイ。


寺院コンプレックス
 丘の頂上部は、寺院群になっている。

オデガル・バスティ(Odegal Basti)
e0074199_4563947.jpg 説明書きには3層構造とあるが、実物は2層しかない。14世紀に建立されたものらしい。
e0074199_5122826.jpg 内部には、黒御影石の坐像が安置されている。

チェンナンナ・バスティ(Chennanna Basti)
e0074199_519894.jpg 16世紀、チェンナンナという人が建てた寺。中には石像が安置されている。
e0074199_5304853.jpg 寺院の脇には灯篭のような石塔が。

世界最大のチ○チ○
e0074199_548244.jpg 寺院群の最奥には、巨大像を囲む建造物が。
 そして、中に進むと、いよいよ聖なる巨大立像が!


 と、いきなりドォ~~ン!!!
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 丁度と言うか何と言うか、建物の構造上、視界にまず入ってくるのは、巨大な珍宝。
 呆気にとられる間もなく、中に進む。


 ついに全体を拝める位置に。
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 高さ17.5m、なんと花崗岩の1枚岩で出来ている。981年に作られた。
 モデルになっているのはジャイナ教のティールタンカラ(祖師)の息子バーフバリ・ゴーマテーシュワラ。
 また、この出で立ちにも深いワケが。
 まず、教義の1つ「非所有」を表すため、全裸。
 徳のある証拠として、福耳に長~い腕。
 1箇所で長いこと瞑想してた証として、足には蔦が絡み付いている。


 像の周りには、建築現場の足場のようなものがあり、アタマの上から水やら牛乳やらをかけられるようになっている。下は、赤い液体をかけているところ。
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 巨像の足元には、液体を浴びながら大喜びする教徒たちが。
 ちょっと異様な光景・・・。
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オススメ度(100%個人主観)

   ★★★★★ ・・・ こんなトコロ、世界中どこにもない!?


観光所要時間

  2時間~3時間
by bharat | 2006-06-09 10:30 | インドぶらり旅
デリー 16 裸の寺院 鳥の病院
 オールドデリーにあるジャミ・マスジッドのならびに、新しめの寺院が建っている。

ジャイナ教寺院
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e0074199_351963.jpg 赤砂岩と白大理石で出来たこの寺院は、まだ完成して間もないようで、入口付近の塔は未だに彫刻作業中だった。
 残念ながら、本堂の中には入れなかった。


鳥の病院
 ジャイナ教寺院と同じ敷地内には、こんな建物が・・・鳥の病院!?
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e0074199_4173026.jpg なんで、ゾロアスター教でも無いのに、鳥の保護をしているのかは不明だが、階段を昇って入口を入ると、こんな度肝を抜く絵がカベ一面に・・・。

e0074199_4382562.jpg 奥には、あらゆる種類の保護された鳥たちが入院中だった・・・。
 鳥インフルエンザに感染しないよう願いつつ、早々に退散。。。
by bharat | 2006-05-03 10:13 | デリー市内あれこれ
第45回旅行は、ウダヤギリ石窟・カンダギリ石窟
 ブバネシュワルの西のはずれに、石窟群が道を挟んで向かい合っている。

ウダヤギリ(Udayagiri)石窟
 紀元前2世紀頃、ここ一帯はカリンガ国の領国だった。
 その首都は、ダウリから約10kmにあるシシュパールガルというところにあり、支配領域は南インドにまで及んだ。
 最終的には、マウリヤ王朝のアショーカ王との大激闘に敗れ、衰退した。

 そのカリンガ国の王カラバルが篤く信仰したのがジャイナ教。
 ここウダヤギリには、ジャイナ教徒たちが瞑想するために掘った石窟寺院群が残っている。
 その殆どは、紀元前2~1世紀に建てられた。
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e0074199_425825.jpg 全部で18個の石窟があるが、完成度の高い石窟は数えるほど。
 これは、第1窟。
 Queen's Cave(王妃の石窟)を呼ばれるこの石窟は、2階構造。
 各部屋の入口はアーチ状になっており、壁面には当時の戦い、踊り、祈りの様子が彫刻されている。
e0074199_514541.jpg 山を奥方に登って行くと、また立派な石窟が出てくる。
 両脇に大きな象の石像を配したこの石窟は、第10窟Ganesh Cave(ガネーシャ石窟)。
 金網の向こう側には、ガネーシャ像が祀られている。
e0074199_5245444.jpg 第10窟から奥へ進み、奇妙な形の第12窟へ。
 これは、Tiger Cave(虎の石窟)。
 虎の口が部屋の入口になっているというポップな造りだが・・・耳は取れちゃったのだろうか。
 虎の雄雄しさは感じられず、ちょっと間の抜けた印象だ。

e0074199_649820.jpg 紀元前の建立だというこの石窟群だが、排水路が至る所に掘られていて、カリンガ国が高い技術水準にあったことを示している。


カンダギリ(Khandagiri)石窟
 道を挟んだ丘に建つのは、カンダギリ石窟群。
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e0074199_6252518.jpg 丘の頂上に寺院が見え、その中腹に石窟が並んでいる。
 夫々の建立時期はバラバラで、このジャイナ教寺院は19世紀に建てられた。
e0074199_6272514.jpg 本堂内には、大理石の祖師の像が安置されている。
e0074199_6354496.jpg 丘の中腹の一辺には、保存状態の良い第2窟。
 彫刻がウダヤギリの石窟に酷似しており、紀元前1世紀頃の建立と言われている。
e0074199_646840.jpg 反対側の中腹には、壁面の高いところにジャイナ教の祖師を掘り込んだ跡が残っている。
 これは、石窟というより壁面彫刻といった感じで、中世(11~15世紀)に掘られたもの。


e0074199_6532472.jpg ウダヤギリ石窟群に入れるべきか分らないが、ふもとにはジャガンナート神を祀るヒンドゥー教寺院がある。
e0074199_6561430.jpg 入口には、ポップなライオン像。
e0074199_655735.jpg ・・・坊さん、爆睡してます・・・。



オススメ度(100%個人主観)

     ★★★☆☆ ・・・ 2世紀と19世紀のジャイナ教施設が並んでいるのが不思議

所要観光時間

     2時間
by bharat | 2006-02-26 10:30 | インドぶらり旅