今日から、アッサムティーが飲めなくなる!?
 恐らく、殆どのインド人ならびに在印駐在者は知らないと思うが、昨日で「アッサム州」が無くなった。

 インド北東部に位置し、北をブータン、南の一部をバングラデシュに接するこの州は、周知の通り、紅茶で世界的に有名で、インド国内の紅茶生産の実に6割以上がここで生産されるという。
 また、インド併合時のいきさつが複雑で、インド中央から充分なサポートが得られない等の理由で、少し前まで独立運動が頻発していた。中でも、ULFA(アッサム統一解放戦線)の活動は活発・過激で、今でもブータン・バングラデシュに拠点を持って、密かに活動しているとも言われている。
 勿論、現在はテロが頻発するような事も無く、州都グワーハーティを中心に治安も保たれており、他の北東諸州と異なり、特に入域許可も要らない。

 で、話を戻すと、現在の呼び名「アッサム」は、イギリスが命名したものだ。
 この呼び名を、植民地化前の名前に戻そうというのが、今回の話で、昨日の州議会で、「アッサム」から「アソーム」になることが決定、即日発効した。

 なので、皆が昨日まで飲んでいたアッサムティーは、今日からアソームティーなのです!
 ・・・御後が宜しいようで・・・。
by bharat | 2006-02-28 13:36 | ふと思うこと