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デリー市内の観光場所は比較的中央部・北部に固まっているが、南に全く無いという訳でもない。
世界遺産のクトゥブ・ミナールが好例だが、その他にもいくつかある。 この階段井戸もそんな隠れた遺跡の一つ。 ![]() まず目印となるのは、このアダム・カーン(Adham Khan)廟。アダム・カーンは、ムガル皇帝アクバルの乳母を務めたマハム・アンガ(Maham Anga)の息子で、アクバル皇帝軍の将軍にまでなった人物だ。しかしのちにアクバルの不信を買い、アクバルのこれまた乳母のジジ・アンガ(Ji Ji Anga)の夫のアタガ・カーン(Ataga Khan)によってアグラ城から突き落とされて謀殺されてしまう。そののち、アダムの母マハム・アンガが亡くなった際、アクバルはこの廟を造り、2人の霊を鎮めた(1562年)。 全くどうでも良い話だが、乳母は英訳すると2種類ある。乳をあげる乳母はWet Nurse、子育てだけする乳母はDry Nurseという。 ![]() 車1台がやっと通れるくらいのこの側道を進み、何気なく道の左側を見ると、鉄柵が見えてくる。 外側からは全く遺跡の雰囲気は無いのだが、近づくと・・・ ![]() ![]() 今は干上がっているこの階段井戸、歴史は古く奴隷王朝期にまで遡る(13世紀)。 同王朝の第3代のイルトゥトミシュ(Iltutmish)王の治世期に、住民の生活用水の摂取手段として掘られたとされている。 ![]() 王族が水を神聖視した水を祀るということで、精緻な彫刻をそこら中に施したアーメダバードの階段井戸とは、明らかに別物だ。 名称の由来Gandhakは、サルファー(Sulphur)の現地語。 硫黄のニオイがしたことから、これが井戸の名前となったようだ。 ▲
by bharat
| 2007-04-19 10:30
| デリー市内あれこれ
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![]() 2年間のインド生活で、どこまでインド人に近づけるか!?
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